宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2010/12/27 10:32 更新 太陽風はやや速度が下がり380km/秒です。もうしばらくコロナホールの影響が残るかもしれません。 担当 篠原 太陽風の速度は少し下がって、380km/秒となりました。 磁場強度は5〜6nTと平均的な強度を保っています。 このまま低速風へ下がっていくのか、 あるいは、コロナホールの影響がもうしばらく残って、 400km/秒台の速度になるのか、 どちらにしても、これから1週間近くは基本的には穏やかな太陽風が続くでしょう。 磁気圏のオーロラ活動も低調で、AE指数は全く変化していません。 STEREOのデータが更新されていたので、 AheadとBehindの太陽コロナ写真EUVI195を掲載します。 地球を中心に考えると、Aheadは太陽を右横から、Behindは左横から眺めています。 先にAheadを見ると、地球から見て太陽の西半分には小さなコロナホールが点在するだけです。 ここしばらく続いている穏やかな太陽風そのままを表しています。 一方、Behindによると、太陽の東半分には太陽の裏側近くにかけて 大きくコロナホールが広がっています。 これから6日ほど経つと、右端の細長いコロナホールの影響が地球へやって来るかもしれません。 そのまま小規模の影響が5日程度続いて、やがて、コロナホールの広い部分の影響が始まります。 今日から数えると10〜12日後くらいではないでしょうか。 新年のお休みには少し遅れそうですが、2011年最初の活発なオーロラ活動になるかもしれません。 太陽には、中心付近に1137黒点群と、西の端に1136黒点群があるようです。 Solarmonitor.orgのページから、こちらの画像をご覧ください。 X線のグラフに変動はなく、太陽の活動も静穏です。 STEREO Ahead EUVI195による、西側の太陽コロナ。 (c) STEREO (NASA) STEREO Behind EUVI195による、東側の太陽コロナ。 (c) STEREO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |