宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2010/ 9/25 11:30 更新 高速の太陽風がやって来ました。速度は630km/秒へ上昇しています。 担当 篠原 昨日、高速風領域は弱まってしまったのではないかと書きましたが、 昨日の夕方に、速度は500km/秒へ上がり、 そして、日付が25日に変わった頃(日本時間)から、速度は更に上昇して、 現在、630km/秒とかなり高い速度に変わっています。 27日周期の図を参照すると、前周期よりも4日以上遅れての上昇です。 しかも、SOHO EIT195の太陽コロナを見ると、 発生源のコロナホールは、もう半分は西の端に消えつつあります。 前周期とのずれのうち、2日分くらいは、 コロナホールの分布の変化による影響が考えられます。 しかし、それ以上に遅れ、コロナホールがこれだけ西の端に進んでいるということは、 コロナホールから出ている高速の太陽風のうち、後ろ側の領域だけが、 地球に当たっているということなのかもしれません。 コロナホールの様子から、単純に考えると、 高速風はそれほど長く続かないと思います。 明日くらいまでではないでしょうか。 今後の変化、更に、27日後にどのような風が回帰してくるか興味が持たれます。 太陽風の速度が上昇するとともに、 磁場の南北成分が南寄りに切り替わっています。 そのため、オーロラ活動も活発化しています。 AE指数では、500〜800nTの中規模活動が連続して発生しています。 満月過ぎの大きな月が明るく光っているのが残念ですが、 昭和基地では美しいオーロラを観測できたようです。 引き続き、今夜もライブカメラ(Live!オーロラ)のチャンスでしょう。 太陽では、北東の1109黒点群に小さな黒点が多数発生しています。 昨日まで見えていた、右の大きな黒点と左の小さな黒点の間をつなぐように、 黒点の行列ができています。 しかし、今のところフレア活動は静穏で、X線のグラフはほとんど変化していません。 黒点の発達に伴って活動度に変化が生じないか、しばらく注目してください。 トラブル発生のため、10分ごとの最新情報の更新ができなくなっています。 日曜日までは、ニュース記事のみ1日1回更新します。 ご不便をおかけして、申し訳ありません。 南極の昭和基地で、全天カメラにより撮影されたオーロラ。 (c) 国立極地研究所 ![]() SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) ![]() SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC ![]() リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT ![]() 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC ![]() GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ![]() | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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