宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:32)
今日、C2.2の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/21 04:34 C2.2
9/20 --- ---
9/19 --- ---

黒点  9/20 (NOAA)
磁場 フレア
1106 17 β ---
1108 13 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:26 339 +0.1
-2 h 344 +2.7
-4 h 338 +4.7
-6 h 315 -1.4
-8 h 312 +0.5
-10 h 315 -1.3
-12 h 318 -0.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:59 -2 -17/ 4
-2 h -2 -9/ 10
-4 h -9 -11/ 4
-6 h -13 -9/ 10
-8 h -14 -13/ 5
-10 h -14 -12/ 3
-12 h -15 -12/ 7

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 9x10^1
9/21 0.3 1x10^2
9/20 0.5 1x10^2
9/19 0.4 1x10^2
9/18 0.4 7x10^1
9/17 0.4 6x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
太陽黒点 (SOHO)
太陽可視光 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 9/16 11:53 太陽風は低速風に戻りました。磁気圏は静かです。
2010/ 9/17 10:47 太陽風の速度は500km/秒近くまで高まっています。太陽では、C1フレアが発生しています。
2010/ 9/18 09:29 太陽風は、やや高速です。1108黒点群が大きな姿を現しました。
2010/ 9/19 11:59 太陽風の速度は下がって、低速風になりました。高速風が3日後ほどに近づいています。
2010/ 9/20 12:10 太陽風は320km/秒まで低速になっています。太陽の活動も穏やかです。
最新のニュース

2010/ 9/21 09:32 更新
高速太陽風の到来が近づいているかもしれません。太陽でCクラスのフレアが発生しています。

担当 篠原

高速太陽風の到来が近づいているかもしれません。
ACEのデータによると、今日未明、21日3時(世界時20日18時)頃から、
太陽風の磁場強度が3nTから10nTへ強まり、
プラズマの密度も、1個/cm^3から20個/cm^3へ増加しています。

これらは、高速風の始まりによく見られる変化で、
速度はまだ変化していませんが、これから上昇を始めるかもしれません。

磁場強度とプラズマ密度の変化を前周期と比較すると、ともに増え方は小さくなっています。
その場合、速度の増加は、前周期ほどではないかもしれません。

一方、今回のコロナホールの位置や、STEREO Behindのデータから考えると、
高速風の到来は、もう半日くらい遅れる可能性もあります。
この辺りも注目してください。


磁場強度が強まったことで、今後のオーロラ活動に注目してください。
ここまでは、南北成分は北寄りに推移していて、
このため、AE指数はほとんど変化していません。

しかし、この後、南向きに傾向が替わって、速度の上昇が重なるなどした場合、
オーロラ活動は一気に強まります。

コロナホールによる高速太陽風では、
磁場強度が高めである前半ほど、オーロラ活動も強まりやすくなります。
これから明日、明後日にかけては、オーロラ観望の狙い目です。


太陽では、今朝、21日4時半(世界時20日19時半)に、
C2の小規模フレアが発生しました。
発生したのは、太陽の北半球の東端(左端)の明るい領域とのことです。
STEREO Behindによると、この領域はその少し前にもフレアを起こしています。

この領域は、まだ半分隠れているため、
フレアの本当の規模は、C2よりも大きかった可能性があります。

X線のグラフでは、C2の後にもC1やそれに次ぐ規模のフレアが観測されています。
活動領域がこちら側に回ってくることからも、今後の活動に注目が必要です。



SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子
(c) SOHO (ESA & NASA)



SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SOHO (ESA & NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。