宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 9/22 08:00 更新 高速風はまだ始まっていません。1109黒点群が現れました。 担当 篠原 昨日の磁場の強まりに続いて始まった速度の上昇は、450km/秒で頭打ちとなり、 以降、半日にわたってその状態が続きました。 今朝から速度は下がり気味になっていて、現在は400km/秒です。 磁場強度も昨夜のうちに5nTを割るくらいに下がり、 プラズマの密度も平常レベルの1個/cm^3へ戻っています。 前周期の高速風が、ここまで一気に弱まるとも思えないので、 コロナホールの高速風の到来はこれからなのではないかと思います。 コロナホールの位置から考えると、今日くらいに始まっても十分なタイミングです。 この後もACEの変化に注目してください。 ここまでの磁気圏のオーロラ活動は穏やかです。 今後太陽風が本格的に強まると、オーロラ活動の強まりも期待できます。 太陽では、東端に現れた新しい活動領域の黒点が見えるようになりました。 1109黒点群と番号が付いています。 昨日も、C1.4の小規模フレアを起こしました。 SDOの映像を見ていると、この領域は活発に活動しているようです。 今後も中小規模の活動に注意が必要です。 SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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