宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:45)
昨日、M2.0の中規模フレアが、一昨日もC9.2の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/10 --- ---
10/ 9 21:15 M2.0
14:11 C1.7
10/ 8 13:33 C1.9
04:58 C9.2

黒点 10/10 (NOAA)
磁場 フレア
4241 2 β C2
4242 2 β C1
4245 7 β ---
4247 8 β ---
4248 5 β ---
4249 3 β C2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:36 334 -2.9
-2 h 341 -4.0
-4 h 338 -2.0
-6 h 330 -4.8
-8 h 333 -1.9
-10 h 334 -5.7
-12 h 357 -1.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
14:30 -19 -/ -
-2 h -14 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h -14 -/ -
-10 h -1 -/ -
-12 h 3 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^3
10/10 0.3 7x10^3
10/ 9 0.3 9x10^3
10/ 8 0.4 2x10^4
10/ 7 0.4 2x10^4
10/ 6 0.7 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
GOES SUVI (NOAA)
LASCO (SOHO)
CCOR-1 (GOES)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)

情報ページ
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宇宙天気日報
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NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/10/ 5 13:31 太陽風の速度は530km/秒に下がっています。高速の状態は続いています。
2025/10/ 6 12:38 太陽風の速度は450km/秒に下がり、高速太陽風は終わっています。
2025/10/ 7 12:38 太陽風は平均的な状態です。9月の黒点相対数は 129.8 でした。
2025/10/ 8 13:46 太陽風は平均的な状態です。磁場が南向きになり、磁気圏の活動が強まりました。
2025/10/ 9 11:53 太陽風は低速になっています。現在の磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2025/10/10 14:45 更新
太陽風の速度は300km/秒とより低速になっています。

担当 篠原

太陽風の速度は、
グラフの初めに340km/秒から400km/秒に急に上がる変化が発生しています。
その後は低下が続き、現在は300km/秒に下がっています。
低速の状態です。
磁場強度も8nTから14nTに急に強まりましたが、
その後は低下して、現在は8nTに戻っています。

磁場の南北成分は、太陽風の強まりの時に北向きに大きく変化し、
その後南向きに切り替わって、
以降、-3〜 -5nT程度の南向きの状態が続いています。

速度が下がっているため影響は限定的ですが、
AE指数は、後半で400nTの小規模の変化が発生しています。

GOES衛星SUVI 195の太陽コロナ写真では、
コロナホールが西側(右側)に進んでいます。
明日くらいから太陽風の速度が高まる可能性があります。

27日周期の図を見ると、前周期は9月15日から速度が高まっていて、
これは、明後日、10月12日に相当します。
どのタイミングで変化が始まるでしょうか。


太陽は、昨夜、9日21時(世界時9日12時)に、
北西の端(右上)で、M2.0の中規模フレアが発生しました。
GOES衛星SUVI 131の動画を掲載します。

動画ではコロナの噴出が見えていますが、
CME(コロナ質量放出)は小規模でした。

その他は目立った変化は発生していません。



北西の端で発生した、M2.0の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


GOES衛星SUVI 195カメラによる太陽コロナの様子
(c) GOES衛星SUVI 195 (NOAA)


SDO衛星による太陽の可視光写真。SOHO衛星のWebページより取得しました。
(c) SDO (NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。