宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:34)
今日、C2.5の小規模フレアが発生しました。
また、M1.1の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/20 11:20 C2.5
8/19 12:43 M1.1
06:33 C2.1
8/18 04:52 C3.3

黒点  8/20 (NOAA)
磁場 フレア
4187 4 β ---
4188 1 α C2
4189 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:26 596 +0.2
-2 h 606 -1.9
-4 h 591 -0.1
-6 h 664 -0.8
-8 h 665 +1.4
-10 h 617 +2.6
-12 h 602 +5.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -32 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -2 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h 1 -/ -
-10 h 10 -/ -
-12 h 6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
8/20 0.2 1x10^3
8/19 0.3 2x10^3
8/18 0.3 1x10^4
8/17 0.3 1x10^4
8/16 0.3 8x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 8/15 08:11 太陽風は平均的な速度に戻っています。太陽は穏やかです。
2025/ 8/16 09:52 太陽風の速度は低速になっています。太陽の中心にコロナホールが見えています。
2025/ 8/17 12:33 太陽風はより低速になっています。磁気圏も穏やかです
2025/ 8/18 13:13 太陽風はかなり低速になっています。コロナホールの影響が近付いています。
2025/ 8/19 12:45 太陽風の速度は、やや低速程度に少し上がっています。
最新のニュース

2025/ 8/20 13:34 更新
高速太陽風が到来し、太陽風の速度は600km/秒台に高まっています。

担当 篠原

注目していた高速の太陽風が始まりました。
太陽風の速度は、昨夜、19日21時(世界時19日12時)頃に、
420km/秒から600km/秒へ高まり、
その後、600〜650km/秒の間で推移しています。

SDO衛星AIA193の太陽の北西側(右上)に進んだ
コロナホールの影響がやって来た様です。

太陽風の磁場強度は、12nTから20nT近くまで強まり、
その後低下して、現在は4nTと平均的な値に戻っています。

南北成分は、南北に切り替わりながら変化していますが、
強い南向きの変化は発生していません。
このため、磁気圏の活動はある程度の強まりになっていて、
AE指数は、500nT程度の中規模の変化が続いています。

27日周期の図を見ると、
前周期の高速風は4日半ほど続いています。
SDO衛星AIA193で見えていたコロナホールの広がりは、
前周期と同じくらいでした。
高速風の継続時間も同じくらいになるかもしれません。


太陽では、昨日の昼、19日13時(世界時19日4時)に、
南東の端(左下)の4188黒点群で、
M1.1の中規模フレアが発生しました。
Mクラスのフレアの発生は、
8月12日のM1.8以来で、1週間ぶりです。

X線グラフでは、最後にC2.5の小規模フレアが起きていますが、
これは、中心部北東側(左上)の黒点の見えない場所で発生しています。



4188黒点群で発生した、M1.1の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。