宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2025/ 8/20 13:34 更新 高速太陽風が到来し、太陽風の速度は600km/秒台に高まっています。 担当 篠原 注目していた高速の太陽風が始まりました。 太陽風の速度は、昨夜、19日21時(世界時19日12時)頃に、 420km/秒から600km/秒へ高まり、 その後、600〜650km/秒の間で推移しています。 SDO衛星AIA193の太陽の北西側(右上)に進んだ コロナホールの影響がやって来た様です。 太陽風の磁場強度は、12nTから20nT近くまで強まり、 その後低下して、現在は4nTと平均的な値に戻っています。 南北成分は、南北に切り替わりながら変化していますが、 強い南向きの変化は発生していません。 このため、磁気圏の活動はある程度の強まりになっていて、 AE指数は、500nT程度の中規模の変化が続いています。 27日周期の図を見ると、 前周期の高速風は4日半ほど続いています。 SDO衛星AIA193で見えていたコロナホールの広がりは、 前周期と同じくらいでした。 高速風の継続時間も同じくらいになるかもしれません。 太陽では、昨日の昼、19日13時(世界時19日4時)に、 南東の端(左下)の4188黒点群で、 M1.1の中規模フレアが発生しました。 Mクラスのフレアの発生は、 8月12日のM1.8以来で、1週間ぶりです。 X線グラフでは、最後にC2.5の小規模フレアが起きていますが、 これは、中心部北東側(左上)の黒点の見えない場所で発生しています。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) ![]() SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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