宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2025/ 7/25 12:38 更新 高速の太陽風が続いていますが、速度はゆっくり低下しています。 担当 篠原 再び新月がやって来て、 GOES衛星のコロナグラフを月が横切っています。 (前回は6月26日の記事) GOES衛星は地球の中心から約42000km離れた静止軌道を回っているため、 月を見ている場所や新月が見えるタイミングが地上とは違っていて、 昨日の午後、7月24日17時(世界時24日8時)頃と、 今日の昼、25日11時半(世界時25日2時半)頃の2回太陽の横を通り過ぎています。 簡単に作図してみて納得したつもりですが、予想していなくて驚きました。 太陽風は、速度が630km/秒から590km/秒へゆっくり下がっています。 高速の状態は続いています。 磁場強度は、5nTと平均的な状態です。 磁場の南北成分は、グラフの前半は南北に変化していますが、 後半は北寄りの傾向になっている様です。 AE指数の変化も、グラフの途中までは変化が続いていますが、 後半は変化が少なくなっています。 SDO衛星AIA193では、 コロナホールは北西の端(右上)に近付いて、見にくくなっています。 太陽の中心部にはコロナホールはなく、 この後の太陽風は次第に穏やかになりそうです。 太陽は、フレアの発生が増えています。 南西の端(右下)で、C8.1の小規模フレア、 中心部北側(上側)の4149黒点群で、 C5.7、C7.4の小規模フレアが発生しています。 X線グラフでは、25日2時(世界時24日17時)頃に、 C4程度のゆっくりとした高まりが発生していますが、 この変化は、南西の端で起きています。
(c) NOAA/SWPC ![]() SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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