宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2025/ 7/24 11:46 更新 太陽風の速度は730km/秒まで高まりました。現在も640km/秒と高速です。 担当 篠原 太陽風の速度は更に高まっています。 昨日の午後、23日15時(世界時23日6時)頃に600km/秒台へ、 そして、今日未明、24日3時(世界時23日18時)頃に700km/秒台に達しました。 その後、730km/秒まで高まり、 以降はゆっくりと低下して、現在は640km/秒辺りです。 太陽風の磁場強度は、速度の変化と反対に、 15nTと強まった状態から次第に低下して、 現在は5nTと平均的な値まで下がっています。 この様子から、高速太陽風の領域としては、 速度の高まりのピークを迎えている様です。 磁場の南北成分は、南北に変化が発生していて、 AE指数は、500nTを超えるくらいの中規模の変化が続いています。 太陽風の磁場強度が下がって来たので、 この後は、磁気圏活動の規模も下がりそうです。 SDO衛星AIA193では、 コロナホールは北西側(右上)にだいぶ進んでいます。 太陽風への影響は次第に小さくなりそうです。 一方、太陽の中心部や東側(左側)にはコロナホールは見えていません。 今回の高速風の後は、太陽風は穏やかな状態がしばらく続きそうです。 太陽は穏やかな状態が続いています。 X線グラフは、C1〜2の小さい変化が起きている程度です。 ![]() SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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