宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2025/ 3/ 9 12:31 更新 高速の太陽風が到来しました。磁気圏の活動も強まっています。 担当 篠原 今日に入った頃から太陽風の速度が高まり、 500km/秒前後の高速の状態になりました。 磁場強度は、昨日のニュースの後に10nTに強まり、 以降、10~15nTと強まった状態で推移しています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真の 北西側(右上)に見えているコロナホールの影響が始まった様です。 27日周期の図を見ると、 前周期の太陽風は、次のコロナホールに繋がる形で、 図の右端の2月19日まで高速の風が続いています。 今回も太陽の南東側(左下)にコロナホールが見えています。 高速の太陽風はいつまで続くでしょうか。 太陽風磁場の南北成分は、グラフの途中から南向きに強まり、 -10nTの変化が半日ほど続いています。 このため磁気圏の活動は強まり、 AE指数では1000nTを超える大きい変化が発生しています。 太陽風の速度が高まっているので、磁場の南寄りの変化が続くと、 磁気圏の活動も活発な状態が続くでしょう。 太陽は、今日未明、9日2時半(世界時8日17時半)に、 南東の端の向こう側でC3.9の小規模フレアが発生しています。 その他は目立った規模の変化はなく、 太陽は比較的穏やかな状態です。 種子島4日目です。 種子島ロケットコンテストの2日目の競技が行われています。 今日は天気は良いのですが、風が強いため皆さん苦労しています。 鹿児島高専チームは、 ロケットのペイロード有翼滞空部門で優勝! CanSatの自律制御カムバック部門で 5チームめとなる0mゴールを達成しました。 午後は、ロケットの高度部門の1機の打ち上げが待っています。
(c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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