宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:03)
昨日、C3.9の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/10 --- ---
3/ 9 02:41 C3.9
3/ 8 14:39 C1.3
13:43 C1.1
05:52 M1.6

黒点  3/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
4011 5 β C1
4012 27 βγ C2
4016 4 β M2
4018 3 β ---
4019 1 α C3

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
07:56 584 -1.1
-2 h 591 -1.1
-4 h 607 +0.3
-6 h 625 +1.9
-8 h 637 -0.8
-10 h 638 +2.7
-12 h 636 -2.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
07:30 -47 -/ -
-2 h -39 -/ -
-4 h -30 -/ -
-6 h -42 -/ -
-8 h -51 -/ -
-10 h -53 -/ -
-12 h -58 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 8x10^2
3/10 0.3 1x10^3
3/ 9 0.3 8x10^2
3/ 8 0.3 1x10^3
3/ 7 0.3 9x10^2
3/ 6 0.3 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 3/ 5 13:56 太陽風は平均的な速度です。2月の黒点相対数は 154.6 でした。
2025/ 3/ 6 10:22 太陽風は平均的な状態です。磁気圏はやや活動的です。
2025/ 3/ 7 08:00 太陽風は平均的な速度が続いています。太陽は穏やかです。
2025/ 3/ 8 12:36 太陽風は平均的な速度です。コロナホールの影響が始まりそうです。
2025/ 3/ 9 12:31 高速の太陽風が到来しました。磁気圏の活動も強まっています。
最新のニュース

2025/ 3/10 08:03 更新
太陽風の速度は600km/秒台に高まっています。磁気圏も活動的です。

担当 篠原

太陽風の速度は、昨日の夕方に600km/秒台に高まり、
670km/秒程度まで上がった後は少し下がり、
以降は600km/秒前後で推移しています。
高速の状態です。
磁場強度は、13nT程度に強まっていましたが、
速度が600km/秒台に高まった頃から下がり始め、
現在は5nTと平均的な値に戻っています。

太陽風磁場の南北成分は、
グラフの前半は磁場強度が大きかったこともあり、
-10nT程度の強い南向きの変化が発生しています。
磁気圏の活動も強まって、
AE指数は700nT程度の中規模の変化が繰り返し発生し、
最大の変化は1800nTに達しています。
その後、磁場の南北成分は0nT付近で小さく変化する様になっています。
磁気圏の活動は規模が下がり、500nT前後の変化になっています。

SDO衛星AIA193では、
コロナホールは北西(右上)にだいぶ進んでいます。
この領域の影響はいつまで続くでしょうか。

一方、次のコロナホールが太陽の中心部の南側に見えています。
3日後くらいからこの領域の影響が始まりそうです。
27日周期の図で前周期の太陽と比べると、
コロナホールは左側の広がりがなくなって、
規模が小さくなっています。
今回の太陽風速度の高まりは小さくなっているかもしれません。


太陽は、C1~2の小さい小規模フレアが発生した程度で、
穏やかな状態が続いています。




種子島5日目です。
昨日の競技では、残っていたロケット高度部門のチームが優勝しました。
高度計の記録は293m(640ft)でした。
また、CanSatのチームは審査員特別賞のアカデミック賞をいただきました。
最終日の今日は、講演会とワークショップです。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC



27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。