宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2025/ 2/10 11:40 更新 コロナホールの影響で、太陽風の速度が高まっています。 担当 篠原 昨日は350km/秒と低速だった太陽風の速度は、 今日に入る頃から速度が高まって500km/秒と高速になり、 現在は580km/秒まで高まっています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真で、 北西側(右上)に進んでいるコロナホールの影響がやって来た様です。 太陽風の磁場強度は、 速度が高まる少し前に20nTまで強まりましたが、 その後は次第に低下して、 グラフの最後は、7nTと平均的な値に戻りかけています。 磁場の南北成分は、グラフの前半は北寄りでしたが、 速度が高まる少し前に南寄りに切り替わり、 -10nT程度の変化が半日ほど続いています。 このため、磁気圏の活動も強まって、 AE指数では、グラフの途中から 500〜1000nTの中規模の変化が続く様になっています。 太陽風のグラフの最後では、 磁場の南北成分は0nT付近に小さくなっています。 この状態が続くと、 磁気圏の活動は規模が一段小さくなりそうです。 SDO衛星AIA193を見ると、 北西側のコロナホールは横方向の広がりが小さいので、 高速の太陽風は、短い時間で終わるかもしれません、 この後の速度の変化に注目して下さい。 続いて、南東(左下)のコロナホールが太陽の中心線に近付いています。 4日後くらいから、 こちらの影響で太陽風が強まる可能性があります。 太陽は、フレアの発生が少なくなり、穏やかになっています。 X線グラフの最後のM1.0の中規模フレアは、 北西の端に近付いた3981黒点群で発生しました。 この領域が西の端(右端)に沈むと、 太陽は穏やかな状態が続くかもしれません。
(c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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