宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:40)
今日、M1.0の中規模フレアが発生しました。
また、M2.1の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/10 09:33 M1.0
05:54 C3.1
05:20 C3.9
2/ 9 23:03 C4.1
16:07 C2.8
12:13 C3.9
11:37 C4.4
09:52 C4.5
06:59 C3.3
00:40 C3.7
2/ 8 21:44 C8.0
19:59 C7.8
18:02 M2.1
17:06 C3.9
14:05 C3.5
12:45 C2.9
09:37 C4.9
08:07 C2.9

黒点  2/10 (NOAA)
磁場 フレア
3976 1 α C4
3977 1 α C5
3978 1 α C3
3981 8 βγ M2
3983 3 β ---
3984 8 β C8
3985 1 α ---
3986 2 α C2
3987 3 α ---
3988 3 βγ ---
3989 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:36 580 -1.5
-2 h 539 -8.7
-4 h 535 -0.9
-6 h 513 -6.3
-8 h 521 -2.4
-10 h 442 -3.6
-12 h 412 -11.6

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -43 -/ -
-2 h -28 -/ -
-4 h -40 -/ -
-6 h -43 -/ -
-8 h -27 -/ -
-10 h -25 -/ -
-12 h 6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
2/10 0.3 3x10^2
2/ 9 0.3 3x10^2
2/ 8 0.3 3x10^2
2/ 7 0.3 2x10^2
2/ 6 0.3 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 2/ 5 12:58 太陽風は平均的な状態で、磁気圏は穏やかです。1月の黒点相対数は 137.0 でした。
2025/ 2/ 6 12:47 太陽風は平均的な速度が続いています。フレアは次第に少なくなっています。
2025/ 2/ 7 12:02 太陽風は平均的な速さです。M7.6の中規模フレアが発生しました。
2025/ 2/ 8 11:28 太陽風は低速になっています。磁気圏は穏やかです。
2025/ 2/ 9 11:15 太陽風は低速の状態が続いています。コロナホールの影響が始まるかもしれません。
最新のニュース

2025/ 2/10 11:40 更新
コロナホールの影響で、太陽風の速度が高まっています。

担当 篠原

昨日は350km/秒と低速だった太陽風の速度は、
今日に入る頃から速度が高まって500km/秒と高速になり、
現在は580km/秒まで高まっています。
SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真で、
北西側(右上)に進んでいるコロナホールの影響がやって来た様です。

太陽風の磁場強度は、
速度が高まる少し前に20nTまで強まりましたが、
その後は次第に低下して、
グラフの最後は、7nTと平均的な値に戻りかけています。

磁場の南北成分は、グラフの前半は北寄りでしたが、
速度が高まる少し前に南寄りに切り替わり、
-10nT程度の変化が半日ほど続いています。

このため、磁気圏の活動も強まって、
AE指数では、グラフの途中から
500〜1000nTの中規模の変化が続く様になっています。

太陽風のグラフの最後では、
磁場の南北成分は0nT付近に小さくなっています。
この状態が続くと、
磁気圏の活動は規模が一段小さくなりそうです。

SDO衛星AIA193を見ると、
北西側のコロナホールは横方向の広がりが小さいので、
高速の太陽風は、短い時間で終わるかもしれません、
この後の速度の変化に注目して下さい。

続いて、南東(左下)のコロナホールが太陽の中心線に近付いています。
4日後くらいから、
こちらの影響で太陽風が強まる可能性があります。


太陽は、フレアの発生が少なくなり、穏やかになっています。

X線グラフの最後のM1.0の中規模フレアは、
北西の端に近付いた3981黒点群で発生しました。
この領域が西の端(右端)に沈むと、
太陽は穏やかな状態が続くかもしれません。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。