宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:17)
今日、M1.3の中規模フレアが発生しました。
また、M9.0の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/25 09:22 C6.9
07:25 M1.2
06:37 C5.7
05:18 M1.0
04:31 C6.6
03:20 M1.1
01:28 M1.3
01:02 C5.3
00:08 C8.5
12/24 23:52 C4.2
23:03 M1.1
22:11 C5.9
20:27 C6.5
18:30 C9.0
17:29 M4.1
10:51 M1.0
08:50 M4.8
08:01 C5.6
12/23 21:33 C4.7
20:06 M9.0
18:06 C4.4
15:24 M1.0
11:13 M1.0
09:26 C3.8
08:13 C4.4
05:43 M1.1
04:30 C3.5
02:17 C4.2

黒点 12/25 (NOAA)
磁場 フレア
3926 1 α ---
3927 1 α ---
3928 20 βγ M1
3929 2 β ---
3930 6 β M1
3932 30 βγ M9
3933 18 βγδ C9
3934 2 β ---
3935 2 β ---
3936 9 β ---
3937 1 α ---
3938 7 βγ ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:06 512 -3.0
-2 h 498 -0.9
-4 h 496 +1.6
-6 h 529 -2.1
-8 h 506 +0.6
-10 h 513 -0.0
-12 h 549 -0.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -17 -/ -
-2 h -8 -/ -
-4 h -11 -/ -
-6 h -5 -/ -
-8 h -7 -/ -
-10 h -19 -/ -
-12 h -10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 1.7 1x10^3
12/25 2.1 2x10^3
12/24 3.1 3x10^3
12/23 4.5 2x10^3
12/22 5.2 2x10^3
12/21 3.6 7x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/12/20 12:17 太陽風は平均的な速度に戻っています。太陽の向こう側でCMEが発生しました。
2024/12/21 10:29 太陽風はやや高速です。磁気圏の活動もやや高まっています。
2024/12/22 10:33 太陽風の速度が550km/秒に高まっています。
2024/12/23 13:12 高速の太陽風が続いています。アイスランドのオーロラをどうぞ。
2024/12/24 11:30 M8.9の中規模フレアが発生し、CMEによる太陽風の乱れが到来しそうです。
最新のニュース

2024/12/25 12:17 更新
23日のCMEによる太陽風の乱れが近付いています。アイスランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

アイスランドに滞在中の藤井哲也さんより、
12月22日に続いて、23日に撮影されたオーロラの写真をいただきました。
掲載枚数の関係で、数回に分けて紹介します。

今日の写真は、東の低空を撮影しています。
ふたご座の頭の2つの星がオーロラに重なっています。
また、2枚目以降は右側にオリオン座の上半分が見えています。

およそ15分間のオーロラの動きになっています。
オレンジ色に近いまっすぐなオーロラの光がの動きが
とても印象的だったとのことです。
厳しい寒さだけでなく、現地は強風の警報が出ていて、
車を風よけにしてかろうじて撮影できたとのことです。

この頃の太陽風は、550km/秒と高速で、
磁場が、-5nT程度の南向きの変化をしていました。
AE指数は、400nTの小規模の変化が発生した頃でした。

撮影直後に送っていただいたのですが、掲載が遅れてしまいました。
明日以降、続きの写真を紹介します。



現在の太陽風は、今日に入る頃に、
速度が550km/秒から500km/秒へ少し下がっています。
現在も高速の状態は続いています。
磁場強度は、5nTと平均的な状態です。

磁場の南北成分は、南を向いたり北を向いたりしていて、
南向きになった頃に磁気圏の活動が高まって、
AE指数では、500nTの中規模の変化が発生しています。

23日夜に発生したM8.9の中規模フレアに関係する太陽風の乱れが、
今夜以降、地球に到来する可能性があります。
CME(コロナ質量放出)は太陽の下寄りに広がっていたので、
CMEの端の方が地球にやって来ることになりそうです。
どの程度の変化になるか、注目して下さい。


太陽は、中心部南東側(左下)の3932黒点群で、
M4.1、M1.1、M1.3、M1.0と
中規模フレアの発生が続いています。
また、中心部の3933群でも、
C8.9、C8.5などの小規模フレアが発生しています。

どちらも太陽の中心に近いので、
CMEが発生した場合は影響が及びやすくなります。
引き続き注目してください。





アイスランド北東部のミーヴァトン湖畔で、現地12月23日19時42分(世界時と同じ)に撮影されたオーロラ。
(c) 藤井哲也氏


アイスランド北東部のミーヴァトン湖畔で、現地12月23日19時48分(世界時と同じ)に撮影されたオーロラ。
(c) 藤井哲也氏


アイスランド北東部のミーヴァトン湖畔で、現地12月23日19時51分(世界時と同じ)に撮影されたオーロラ。
(c) 藤井哲也氏


アイスランド北東部のミーヴァトン湖畔で、現地12月23日19時56分(世界時と同じ)に撮影されたオーロラ。
(c) 藤井哲也氏


GOES衛星SUVI 195による太陽コロナの様子。
(c) GOES衛星SUVI 195 (NOAA)


25日9時半(世界時25日0時半)に鹿児島で撮影した太陽。
(c) 宇宙天気ニュース


ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。