宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:30)
今日、M4.8の中規模フレアが発生しました。
また、M9.0の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/24 10:51 M1.0
08:50 M4.8
08:01 C5.6
12/23 21:33 C4.7
20:06 M9.0
18:06 C4.4
15:24 M1.0
11:13 M1.0
09:26 C3.8
08:13 C4.4
05:43 M1.1
04:30 C3.5
02:17 C4.2
12/22 23:06 M1.1
22:44 C4.1
19:25 C9.7
17:35 C4.6
15:33 C6.2
13:54 C5.4
13:07 M1.0
12:01 C5.2
09:37 C7.2
08:01 C9.5
07:02 C6.7
06:06 C5.1
05:49 C7.2
05:15 C8.3

黒点 12/24 (NOAA)
磁場 フレア
3926 1 α ---
3927 1 α C8
3928 18 βγ M1
3929 4 β ---
3930 6 β M1
3932 25 βγδ M9
3933 18 βδ ---
3934 4 β ---
3935 2 β ---
3936 9 β ---
3937 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:26 575 -1.4
-2 h 558 +1.1
-4 h 579 +1.8
-6 h 581 +1.6
-8 h 550 -2.0
-10 h 556 -2.0
-12 h 568 +0.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
10:30 -24 -/ -
-2 h -21 -/ -
-4 h -25 -/ -
-6 h -5 -/ -
-8 h -19 -/ -
-10 h -20 -/ -
-12 h -14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 1.9 7x10^2
12/24 3.1 3x10^3
12/23 4.5 2x10^3
12/22 5.2 2x10^3
12/21 3.6 7x10^2
12/20 0.5 7x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
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TromsoLongyear...

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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/12/19 12:49 高速の太陽風が続いています。磁気圏活動も発生しています。
2024/12/20 12:17 太陽風は平均的な速度に戻っています。太陽の向こう側でCMEが発生しました。
2024/12/21 10:29 太陽風はやや高速です。磁気圏の活動もやや高まっています。
2024/12/22 10:33 太陽風の速度が550km/秒に高まっています。
2024/12/23 13:12 高速の太陽風が続いています。アイスランドのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2024/12/24 11:30 更新
M8.9の中規模フレアが発生し、CMEによる太陽風の乱れが到来しそうです。

担当 篠原

昨夜、23日20時(世界時23日11時)に、
太陽の南東(左下)の3932黒点群で、
M8.9と大きめの中規模フレアが発生しました。
GOES衛星SUVI 131と304の動画を掲載します。
赤い画像の304では、
コロナが下に向かって飛び出す様子が見えています。

この規模に達するフレアの発生は、
12月8日のX2.2以来で、2週間ぶりです。

このフレアに伴って、CME(コロナ質量放出)が発生しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を見ると、
コロナのガスは太陽の下寄りに飛び出しています。
地球の方向は噴出の端の方がやって来ることになりそうです。
このため、太陽風の乱れはあまり大きくはなさそうです。

NOAA/SWPCの太陽風予報によると、
太陽風の乱れは、明日の深夜、26日0時(世界時25日15時)頃に
到来する可能性があります。
太陽風の速度が高まって、磁場が南向きに強まると、
磁気圏の活動が激しくなります。
どの程度の磁気圏活動になるか注目して下さい。

3932群では、今朝、24日9時(世界時24日0時)にも
M4.7の中規模フレアが発生しています。
GOES衛星SUVI 131の動画を見ると、
周辺の3928群や3933群でもフレアが発生しています。
太陽の中心付近にあるので、引き続き活動に注目して下さい。


太陽風は、550km/秒と高速の状態が続いています。
磁場強度は、7nTから5nTに少し下がっていますが、
平均的な状態です。

磁場の南北成分は、グラフの後半で南寄りになっています。
速度が高まっているため、磁気圏の活動はある程度高まっていて、
AE指数は700nTの中規模の変化が2回発生しています。

現在の高速風はどこまで続くでしょうか。
また、CMEによる乱れはどの程度になるでしょうか。
注目して下さい。




3932黒点群で発生したM8.9の中規模フレア。
(c) GOES衛星SUVI 131、304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の下寄りにCMEが飛び出しています。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽風の乱れは、26日0時(世界時25日15時)頃に到来する可能性があります。
(c) NOAA/SWPC


3932黒点群で発生したM4.7の中規模フレア。
(c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


GOES衛星SUVI 195による太陽コロナの様子。
(c) GOES衛星SUVI 195 (NOAA)


24日10時(世界時24日1時)に鹿児島で撮影した太陽。
(c) 宇宙天気ニュース


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。