宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:17)
今日、M3.8の中規模フレアが発生しました。
また、M1.6の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/20 06:17 C3.4
03:56 M1.7
02:48 C7.2
02:05 C5.9
00:29 M3.8
00:03 C5.9
12/19 23:25 C7.6
22:48 C7.1
19:25 M1.6
17:53 C5.0
16:32 C4.6
14:39 C4.9
11:39 C5.0
08:48 C3.9
05:19 C5.0
12/18 16:26 C8.2
10:07 C4.1
06:39 C5.9
03:08 C2.6

黒点 12/20 (NOAA)
磁場 フレア
3920 1 α C3
3922 8 βγ C2
3924 4 βγ M2
3925 1 α ---
3926 1 α ---
3927 7 βγ C8
3928 4 β M4

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:06 442 +0.3
-2 h 445 -3.8
-4 h 423 -2.6
-6 h 437 -5.1
-8 h 422 -1.3
-10 h 422 +1.3
-12 h 441 +4.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -13 -/ -
-2 h -15 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -3 -/ -
-8 h -6 -/ -
-10 h -13 -/ -
-12 h -20 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
12/20 0.4 7x10^2
12/19 0.3 1x10^3
12/18 0.7 2x10^2
12/17 0.4 2x10^2
12/16 0.2 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
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TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/12/15 13:21 太陽風は低速の状態が続いています。磁場の南向きの強まりで、磁気圏の活動が強まりました。
2024/12/16 12:41 太陽風は平均的な速度に戻っています。太陽の向こう側でCMEが発生しました。
2024/12/17 12:34 太陽風磁場が南向きで推移して、磁気圏の活動が強まっています。
2024/12/18 11:37 太陽風の急な乱れが到来しました。磁気圏活動は一時的な強まり程度です。
2024/12/19 12:49 高速の太陽風が続いています。磁気圏活動も発生しています。
最新のニュース

2024/12/20 12:17 更新
太陽風は平均的な速度に戻っています。太陽の向こう側でCMEが発生しました。

担当 篠原

太陽風の速度は、昨夕に500km/秒から450km/秒へ下がり、
以降、430〜450km/秒と平均的な速度になっています。
磁場強度は、5〜6nTと平均的な状態です。

磁場の南北成分は、
グラフの後半で -5nT程度の南向きの状態が続いています。
磁気圏の活動もある程度強まって、
AE指数は300〜600nTの小・中規模の変化が発生しています。

太陽風のグラフの最後で、
磁場の南北成分は北向きになっていますが、
この後はどの様な傾向になるでしょうか。

GOES衛星SUVI 195の太陽コロナ写真では、
中心部のやや南側に小さいコロナホールが見えています。
広がりは小さいですが、
3日後くらいに太陽風速度の高まりがやって来るでしょうか。


太陽は、南東の端(左下)の3928黒点群の活動が高まって、
19日23時(世界時19日14時)に、C7.1、C7.6の小規模フレアが発生し、
20日0時半(世界時19日15時半)にM3.8、
20日4時(世界時19日19時)にM1.7と、
中規模フレアも発生しています。

C7.1からM3.8にかけての活動の様子を、
GOES衛星SUVI 131の動画で紹介します。
この後も活動は続くでしょうか。

また、今日未明、20日1時(世界時19日16時)頃に、
太陽の向こう側で、ある程度規模の大きいフレアが発生した様で、
20日3時(世界時19日18時)以降の画像しかないのですが、
SOHO衛星LASCO C3で、
太陽を丸く囲むように広がるハロー型の
CME(コロナ質量放出)が撮影されています。

間の時間帯の画像が欠けていて、状況が分かりにくいのですが、
GOES衛星SUVI 304を見ると、
その少し前に太陽の南西の端(右下)でプロミネンス噴出が発生していて、
その噴出がC3の画像の右下に濃いガスとして広がっている様です。
フレアによるCMEは、その後に飛び出した様です。




3928群で発生した、C7.1、C7.6、M3.8などのフレア。
(c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の向こう側でハロー型のCMEが発生しました。
(c) SOHO衛星LASCO C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


GOES衛星SUVI 195による太陽コロナの様子。
(c) GOES衛星SUVI 195 (NOAA)


20日14時半(世界時20日6時半)に鹿児島で撮影した太陽。
(c) 宇宙天気ニュース


ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。