宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:33)
今日、M4.2の中規模フレアが発生しました。
また、M2.8の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線が非常に強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/29 07:02 C7.6
06:39 C5.2
03:26 C7.3
01:15 M4.2
00:01 C9.4
10/28 23:10 M1.2
19:03 C4.5
18:04 C7.1
17:10 C3.9
15:43 C8.0
15:11 C3.8
12:46 M1.3
09:26 C5.0
08:07 M2.8
05:11 C4.9
00:26 C7.4
10/27 22:07 C9.8
21:34 C7.9
20:26 C4.3
14:20 C7.6
12:18 C8.3
07:30 C9.7
04:24 C7.5
02:46 C8.7
02:07 C7.5

黒点 10/29 (NOAA)
磁場 フレア
3863 7 β ---
3866 4 β ---
3868 1 α ---
3869 45 βγδ M1
3870 2 β ---
3872 16 βγδ C8
3873 15 β ---
3874 25 βγδ C7
3875 7 β ---
3876 30 βγ C8
3877 1 α ---
3878 8 βγ M4

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:26 494 +3.0
-2 h 498 +1.6
-4 h 500 +3.3
-6 h 505 +2.2
-8 h 506 +0.4
-10 h 504 +1.3
-12 h 496 +2.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -14 -/ -
-2 h -2 -/ -
-4 h 1 -/ -
-6 h -6 -/ -
-8 h -14 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 2 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 181 3x10^1
10/29 355 2x10^2
10/28 364 2x10^2
10/27 262 4x10^2
10/26 3 2x10^2
10/25 1 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/10/24 12:57 低速の太陽風が続いています。X3.0に達する大規模フレアが発生しました。
2024/10/25 08:37 昨日の大規模フレアはX3.3になりました。CMEによる太陽風の乱れが到来しそうです。
2024/10/26 08:11 太陽風は低速の状態が続き、磁気圏も穏やかです。
2024/10/27 09:51 太陽風磁場の強まりが到来しています。X1.8の大規模フレアが発生しました。
2024/10/28 12:14 太陽風は平均的な状態に戻っています。次の太陽風の乱れが近付いています。
最新のニュース

2024/10/29 12:33 更新
太陽風の乱れが到来しました。磁気圏の活動がある程度高まりました。

担当 篠原

太陽風の強まりは、28日13時15分(世界時28日4時15分)頃に
ACE衛星で観測されました。
掲載の図の左端です。

速度は、400km/秒から550km/秒へ、
磁場強度は、7nTから22nTへ、
それぞれ急に高まっています。

その後、速度は500km/秒へ下がり、
現在も高速の状態が続いています。
磁場強度は、昨夜遅くには7nTと平均的な値まで下がり、
現在もこの状態です。

磁場の南北成分は、乱れの初めは北寄り、
その後、0nT付近で推移する様になっています。
磁気圏への影響は限定的で、
AE指数は、500〜800nTの中規模の変化が
時々発生するくらいの高まりになりました。

現在のAE指数は変化が少なくなっていて、
磁気圏は比較的穏やかになっています。

この後の太陽風は、速度も次第に低下して、
平均的な状態に戻りそうです。


太陽は、北東(左上)の3878黒点群で、
M1.3、M4.2の中規模フレア、
C8.0、C9.4、C7.3、C7.6、C7.6の小規模フレア
などが発生しています。

中心部南側(下側)の
3876群、3872群、3873群の辺りでも、
小さい活動が次々に発生しています。
この辺りは黒点が多くなっています。
活動の規模が大きくなる様であれば、注目して下さい。

また、昨夜、28日23時(世界時28日14時)に、
太陽の南西の端(右下)でCME(コロナ質量放出)が発生しました。
太陽の向こう側で、ある程度規模の大きい活動が発生した様です。
SOHO衛星LASCO C2の動画を掲載します。


昨日、SOHO衛星LASCO C3の動画で紹介した小型の彗星は、
その後、LASCO C2に現れて、太陽に近付いて行きました。
動画を掲載します。




太陽の南西側で発生したCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


小型の彗星が太陽に近付いて行きました。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。