宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:37)
昨日、X3.3の大規模フレアが、一昨日もC7.9の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/25 --- ---
10/24 21:42 C6.4
19:22 M1.2
12:33 X3.3
08:26 C4.2
07:43 C5.4
06:04 C5.4
02:09 C5.1
10/23 20:40 C7.9
20:14 C4.6
19:41 C4.0
19:19 C3.5
08:54 C5.1
01:56 C4.2

黒点 10/24 (NOAA)
磁場 フレア
3859 4 β ---
3860 1 α ---
3863 6 βγ C8
3865 1 α ---
3866 11 β C5
3868 2 α ---
3869 9 βγ X2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:26 317 -0.1
-2 h 336 -1.4
-4 h 340 -3.7
-6 h 342 -0.2
-8 h 345 -0.7
-10 h 346 -1.9
-12 h 347 +0.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
07:30 -6 -/ -
-2 h -14 -/ -
-4 h -17 -/ -
-6 h -6 -/ -
-8 h -8 -/ -
-10 h -16 -/ -
-12 h -30 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
10/25 0.3 2x10^2
10/24 0.4 1x10^2
10/23 0.3 3x10^2
10/22 0.2 5x10^2
10/21 0.2 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/10/20 12:56 太陽風は平均的な状態です。太陽は穏やかになりそうです。
2024/10/21 12:21 太陽風は低速になっています。磁気圏も穏やかです。
2024/10/22 12:41 太陽風は更に低速になっています。磁気圏は穏やかです。
2024/10/23 12:44 太陽風は低速の状態が続いています。磁気圏活動はやや強まりました。
2024/10/24 12:57 低速の太陽風が続いています。X3.0に達する大規模フレアが発生しました。
最新のニュース

2024/10/25 08:37 更新
昨日の大規模フレアはX3.3になりました。CMEによる太陽風の乱れが到来しそうです。

担当 篠原

昨日のニュースでお知らせしていた、
24日12時半(世界時24日3時半)に発生した大規模フレアは、
X3.3の規模に達しました。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。

フレアが発生したのは、
太陽の南東の端近く(左下)の3869黒点群です。
Xクラスのフレアの発生は、
世界時10月9日のX1.4以来で、2週間ぶりです。

フレアに伴ってCME(コロナ質量放出)が発生しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を見ると、
コロナのガスは太陽の左下に向かって飛び出していますが、
太陽の右上にも広がりが見えていて、
噴出の端の方が地球に向かっている様です。
到来まで2日程度かかると考えると、
やって来るのは、明日、26日くらいでしょうか。

真正面ではありませんが、
どの程度の乱れがやって来るでしょうか。
注目して下さい。

太陽では、その後は目立つ規模の活動は発生していませんが、
南東の端の領域で小さい活動が続いています。
引き続き、フレアの発生にも注目して下さい。


太陽風は、速度が380km/秒から310km/秒へ下がり、
より低速になっています。
磁場強度は5nT前後で推移していましたが、
グラフの最後で弱くなっています。
一時的な変化ではないかと思います。

磁場の南北成分は、南寄りの傾向が続いていました。
このため、磁気圏では弱い活動が続いていて、
AE指数は300nT程度の小規模の変化が頻繁に発生しています。
この後はどの様な傾向になるでしょうか。

明日以降、太陽風の強まりと磁気圏への影響に注目して下さい。




3869黒点群で発生した、X3.3の大規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


CMEは太陽を囲むように広がっていて、太陽風の乱れは地球に到来しそうです。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。