宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2024/10/25 08:37 更新 昨日の大規模フレアはX3.3になりました。CMEによる太陽風の乱れが到来しそうです。 担当 篠原 昨日のニュースでお知らせしていた、 24日12時半(世界時24日3時半)に発生した大規模フレアは、 X3.3の規模に達しました。 SDO衛星AIA131の動画を掲載します。 フレアが発生したのは、 太陽の南東の端近く(左下)の3869黒点群です。 Xクラスのフレアの発生は、 世界時10月9日のX1.4以来で、2週間ぶりです。 フレアに伴ってCME(コロナ質量放出)が発生しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を見ると、 コロナのガスは太陽の左下に向かって飛び出していますが、 太陽の右上にも広がりが見えていて、 噴出の端の方が地球に向かっている様です。 到来まで2日程度かかると考えると、 やって来るのは、明日、26日くらいでしょうか。 真正面ではありませんが、 どの程度の乱れがやって来るでしょうか。 注目して下さい。 太陽では、その後は目立つ規模の活動は発生していませんが、 南東の端の領域で小さい活動が続いています。 引き続き、フレアの発生にも注目して下さい。 太陽風は、速度が380km/秒から310km/秒へ下がり、 より低速になっています。 磁場強度は5nT前後で推移していましたが、 グラフの最後で弱くなっています。 一時的な変化ではないかと思います。 磁場の南北成分は、南寄りの傾向が続いていました。 このため、磁気圏では弱い活動が続いていて、 AE指数は300nT程度の小規模の変化が頻繁に発生しています。 この後はどの様な傾向になるでしょうか。 明日以降、太陽風の強まりと磁気圏への影響に注目して下さい。 3869黒点群で発生した、X3.3の大規模フレア。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) CMEは太陽を囲むように広がっていて、太陽風の乱れは地球に到来しそうです。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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