宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:40)
今日、M2.1の中規模フレアが発生しました。
また、M3.4の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/16 10:37 C4.0
09:18 C4.0
08:00 C9.4
04:09 C4.0
03:03 M2.1
00:05 C3.5
10/15 22:21 C4.9
21:44 C3.9
20:47 C5.7
20:18 C4.6
19:00 M1.3
17:32 C3.9
15:43 C5.5
14:31 C5.8
13:46 C8.1
13:26 C4.2
12:52 C4.5
11:03 M1.9
07:46 C5.3
05:32 C2.6
02:54 C2.9
10/14 22:25 M1.8
15:45 C3.7
13:39 C1.8
13:11 C3.0
09:07 M3.4
02:20 C2.7
00:07 C2.8

黒点 10/16 (NOAA)
磁場 フレア
3849 4 α C3
3850 1 α ---
3852 13 βγ M2
3854 15 βγ M2
3855 6 β ---
3856 1 α C3
3857 3 β ---
3858 3 β ---
3859 5 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:36 394 -4.0
-2 h 408 +0.7
-4 h 408 +1.9
-6 h 393 +0.3
-8 h 408 +3.1
-10 h 396 -5.1
-12 h 390 -1.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -24 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -25 -/ -
-8 h -30 -/ -
-10 h -18 -/ -
-12 h -13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 7x10^2
10/16 0.2 1x10^3
10/15 0.2 7x10^2
10/14 0.2 6x10^2
10/13 0.6 8x10^2
10/12 2.4 7x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/10/11 12:23 太陽風の乱れが到来し、磁場が南向きに強まって磁気圏の活動が激しくなっています。
2024/10/12 11:53 高速の太陽風は続いていますが、磁気圏は穏やかになっています。
2024/10/13 10:11 高速の太陽風が続いていますが、速度は次第に低下しています。
2024/10/14 13:01 太陽風は平均的な速度に戻っています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2024/10/15 12:16 太陽風は平均的な速度です。西空の紫金山・アトラス彗星をどうぞ。
最新のニュース

2024/10/16 11:40 更新
フレアの発生が増えています。9月の黒点相対数は 141.4 でした。

担当 篠原

10月も半分が過ぎて、随分遅れてしまいましたが、
WDC-SILSOによる9月の黒点相対数についてお知らせします。
月平均値は 141.4 と発表されました。

5月から8月にかけて、171.7、164.2、196.5、215.5と
高い値が続いていましたが、
4月の136.5以来となる150以下の値に下がっています。

それでも、1日値を見るとほとんどの日が100を超えていて、
2桁に下がったのは、15日の97だけでした。
可視光写真の動画では、ずっと黒点が現れ続けています。

グラフとしては、ピークを越えた形になりますが、
再び高まりはやって来るでしょうか。


紫金山・アトラス彗星は、
SOHO衛星LASCO C3で、尾の淡い層が画面の左下側に残っています。
昨日の夕方から今朝にかけて半日ほど画像が欠けていて、
動画が飛んでいるのが残念です。
残り数日だと思いますが、見えている限り追いかけようと思います。


昨日の昼以降、太陽の南西側(右下)の3852黒点群の活動度が上がり、
Cクラスの小規模フレアが次々に発生しています。
Mクラスに達する活動もあり、M1.1、M1.3が発生しています。
また、すぐとなりの3854群でも、
M2.1の中規模フレアが発生しています。

また、中心部北側(上側)の3856群で、
小さい活動が連続するようになっています。
活動の規模が大きくなる様であれば、注目して下さい。


太陽風は、速度は400km/秒と平均的な状態です。
磁場強度は、7nTから9nTに少し上がり、
やや強まった状態です。

磁場の南北成分は、
グラフの前半は南寄り、後半は南北に変化しています。
このため、AE指数は、
グラフの途中までは500〜800nTの中規模の変化が続きましたが、
その後は変化が小さくなって、現在は穏やかです。

SDO衛星AIA193では、
中心部の北側にコロナホールが見えています。
2日後くらいから、
太陽風速度の高まりがやって来るかもしれません。




太陽黒点相対数の長期変化。9月の黒点相対数は 141.4 でした。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


1975年以降の太陽黒点相対数の長期変化。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


9月の太陽黒点の推移。SDO衛星。
(c) SDO衛星HMII (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


紫金山・アトラス彗星の尾は、更に淡くなっています。
(c) SOHO衛星LASCO C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。