宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:16)
今日、M1.9の中規模フレアが発生しました。
また、M3.4の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/15 11:03 M1.9
07:46 C5.3
05:32 C2.6
02:54 C2.9
10/14 22:25 M1.8
15:45 C3.7
13:39 C1.8
13:11 C3.0
09:07 M3.4
02:20 C2.7
00:07 C2.8
10/13 15:43 C5.7
14:20 C4.1
13:33 C2.5
04:40 C5.7

黒点 10/15 (NOAA)
磁場 フレア
3848 8 βγ M3
3849 4 α C3
3850 1 α C6
3852 15 βγ ---
3854 15 βγ M2
3855 6 β ---
3856 1 α C3
3857 3 β ---
3858 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:06 405 -0.3
-2 h 407 -1.7
-4 h 418 -4.5
-6 h 402 -5.5
-8 h 409 -1.5
-10 h 384 -1.1
-12 h 387 -1.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -40 -/ -
-2 h -25 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -14 -/ -
-8 h -3 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
10/15 0.2 7x10^2
10/14 0.2 6x10^2
10/13 0.6 8x10^2
10/12 2.4 7x10^2
10/11 1810.0 9x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/10/10 11:30 X1.8大規模フレアのCMEによる太陽風の乱れは地球に向かっています。
2024/10/11 12:23 太陽風の乱れが到来し、磁場が南向きに強まって磁気圏の活動が激しくなっています。
2024/10/12 11:53 高速の太陽風は続いていますが、磁気圏は穏やかになっています。
2024/10/13 10:11 高速の太陽風が続いていますが、速度は次第に低下しています。
2024/10/14 13:01 太陽風は平均的な速度に戻っています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2024/10/15 12:16 更新
太陽風は平均的な速度です。西空の紫金山・アトラス彗星をどうぞ。

担当 篠原

昨日の夕方、鹿児島で紫金山・アトラス彗星を見ることができました。
肉眼で十分見ることができ、
双眼鏡を使うと視野いっぱいに尾が広がる様子を見ることができました。
写真と動画を紹介します。
動画はgifアニメなので、色合いは良くありません。
次の晴れ間が楽しみです。

SOHO衛星LASCO C3による紫金山・アトラス彗星の様子も紹介します。
尾はまだ見えていますが、だいぶ淡くなってきました。
いつまで見え続けるでしょうか。



太陽風は、速度は400km/秒と平均的な状態が続いています。
磁場強度は、5nTと平均的な状態でしたが、
今日未明、15日2時半(世界時14日17時半)頃に
9nTへ急に強まる小規模の変化が到来しています。
現在も7〜8nTと少し強まった状態です。

磁場の南北成分は、
磁場の強まり以降南向きに少し強まっていて、
-5nT付近で推移しています。
このため磁気圏の活動は少し強まっていて、
AE指数は500nT前後の中規模の変化が発生しています。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
太陽の中心部の北側(上側)に、
あまり広くはありませんがコロナホールが見えています。
3日後くらいから太陽風の速度が少し高まるかもしれません。


太陽は、北西の端(右上)に達した3848黒点群でM1.8、
中心部南西側(右下)の3854群でM1.9の
中規模フレアが発生しています。

目立った変化はこのくらいで、
全体としては比較的穏やかに推移しています。




鹿児島県霧島市で14日18時40分頃に90mmレンズで撮影した紫金山・アトラス彗星。
(c) 篠原学


鹿児島県霧島市で14日18時42〜56分頃に120mmレンズで撮影した紫金山・アトラス彗星。
(c) 篠原学


紫金山・アトラス彗星の尾はだいぶ淡くなっています。
(c) SOHO衛星LASCO C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。