宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2024/ 9/11 13:19 更新 太陽風は低速になり、磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 昨日のニュースでお知らせした、 10日9時(世界時10日0時)のM1.2中規模フレアに伴って発生した CME(コロナ質量放出)の動画を掲載します。 SOHO衛星の青い画像、LASCO C3に注目すると、 CMEは太陽の左上寄りに濃く広がっていますが、 右側や下側にも淡く飛び出しています。 この広がりは、2枚目のSTEREO Ahead衛星COR2の 動画でも見ることができます。 このため、CMEによる太陽風の乱れは 地球に到来する可能性がある様です。 到来まで3日程度と考えると、明後日、13日の午前中でしょうか。 注目して下さい。 太陽のフレアの発生はやや落ち着いた印象で、 今朝、11日8時半(世界時10日23時半)に、 中心部北側の3814黒点群で M1.0の中規模フレアが発生した程度です。 太陽風は、速度が400km/秒から350km/秒に下がり、 低速になっています。 磁場強度は、8nTから5nTに下がり平均的な状態です。 磁場の南北成分は、グラフの前半は北寄りで、 後半は0nT付近で小さく変化しています。 磁気圏は穏やかで、AE指数はほとんど変化のない状態です。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 北半球と南半球それぞれの高緯度寄りに コロナホールが見えている様です。 緯度が高めですが、4日後くらいから影響がやって来るでしょうか。 10日9時(世界時10日0時)のM1.2中規模フレアに伴って発生したCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 10日9時(世界時10日0時)のM1.2中規模フレアに伴って発生したCME。 (c) STEREO Ahead衛星COR2 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |