宇宙天気ニュース

宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)	Supported by NIT, Kagoshima College
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の

宇宙天気概況

Y. Obana

最新状況 (17:50)

今日、C7.2の小規模フレアが発生しました。

太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。

磁気圏は静かです。

太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)

発生日	JST	検出
9/ 8	14:24	C2.2
	13:31	C3.4
	06:13	C7.2
	04:35	C4.9
	02:38	C4.4
	02:13	C3.7
	01:07	C5.0
9/ 7	23:06	C4.9
	14:22	C3.9
	13:33	C5.2
	12:20	C5.9
	11:09	C4.8
	09:41	C5.1
	05:45	C7.3
	05:21	C6.1
	04:11	C8.0
	01:04	C7.0
9/ 6	23:00	C6.3
	16:41	C7.5
	15:48	C5.4
	14:50	C7.8
	14:22	C3.3
	13:35	C3.0
	13:13	C5.3
	11:41	C6.1
	11:13	C5.8
	10:39	C4.8
	09:41	C4.8
	08:33	C6.7
	05:50	C4.7
	03:17	C6.5
	02:53	C4.2
	01:03	C4.4

黒点 9/ 8 (NOAA)

群	数	磁場	フレア
3806	10	βγ	C8
3808	4	β	C3
3811	9	βγ	---
3813	20	βγ	C6
3814	5	β	---
3815	16	βγ	M2
3816	1	α	---
3817	1	α	---
3818	3	β	---
3819	10	β	---

太陽風 (DSCOVR)

時刻 JST	速度 km/s	南北磁場 nT
17:45	366	+1.0
-2 h	356	-1.7
-4 h	350	+1.6
-6 h	348	-0.5
-8 h	357	+3.1
-10 h	334	+0.5
-12 h	342	+2.4

磁気圏 (京大)

時刻 JST	Dst nT	nT
17:30	2	-/ -
-2 h	4	-/ -
-4 h	1	-/ -
-6 h	5	-/ -
-8 h	9	-/ -
-10 h	8	-/ -
-12 h	9	-/ -

放射線 (GOES)

時刻 JST	プロトン 10MeV	電子 2MeV
最新	0.7 →	2x10^1
9/ 8	1.2	3x10^2
9/ 7	1.6	3x10^2
9/ 6	2.3	3x10^2
9/ 5	3.7	1x10^3
9/ 4	5.8	1x10^3

静か

激しい

非常に

リアルタイムデータ

27日周期・短期

太陽写真 (swnews)

黒点・群・動画 (SDO)

X線3日・1日 (GOES)

SolarMonitor (TCD)

Latest Events (SolarSoft)

AIA193・動画 (SDO)

AIA304・動画 (SDO)

AIA131・動画 (SDO)

SUVI195 (GOES)

SUVI131 (GOES)

LASCO (SOHO)

ACE1日・7日 (ACE)

K指数 (NOAA)

情報ページ

Space Weather Prediction Center

これまでの経過 (過去のニュースの閲覧・全リスト): 2024/ 9/ 3 04:17　太陽風は平均的な状態で、磁気圏は比較的穏やかです。アイスランドのオーロラをどうぞ。; 2024/ 9/ 4 05:36　太陽風は低速になり、磁気圏は穏やかです。太陽の向こう側でハロー型のCMEが発生しました。; 2024/ 9/ 5 09:41　太陽風の乱れが到来して、磁場強度が強まりました。アイスランドのオーロラをどうぞ。; 2024/ 9/ 6 06:56　太陽風はやや低速になっています。太陽の向こう側でハロー型のCMEが発生しました。; 2024/ 9/ 7 03:47　太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。; 最新のニュース

2024/ 9/ 8 17:50　更新
太陽風は低速の状態です。CMEが発生して、影響が地球へ到来する可能性があります。

担当　篠原

太陽風は、速度が380km/秒から350km/秒へ下がり、
より低速になっています。
グラフの最後で380km/秒に上がる変化が見えていますが、
この後はどの様に推移するでしょうか。
磁場強度は、昨日のニュースの後に10nTへ強まり、
その後低下して、現在は7nTと平均的な状態に戻っています。

磁場の南北成分は、北寄りの傾向から、
南北に変化する状態に変わっています。
しかし、速度が下がっていることもあり、
AE指数の変化は特に見られず、
磁気圏は穏やかに推移しています。

SDO衛星AIA193では、コロナホールは特に見えていません。
この後も太陽風は穏やかな状態が続きそうです。

太陽は、今朝、8日9時(世界時0時)に、
中心部の北西側(右上)でフィラメント噴出が発生しています。
SDO衛星AIA304の動画を掲載します。

この噴出により、CME(コロナ質量放出)が
太陽の右上寄りに広がっています。
NOAA/SWPCの太陽風予報によると、
このCMEによる太陽風の乱れが、
3日後の11日5時(世界時10日20時)頃に
地球に到来する可能性があるとのことです。

速度の変化は小さいと思いますが、
磁場の強まりがやって来て、南向きに強まると、
磁気圏の活動は活発になります。
少し先ですが、注目してください。

今日の昼に成田に着きました。
これから鹿児島に向かうところです。
派手なオーロラを見ることはできませんでしたが、
オーロラ観望初心者としてはいろいろと勉強になる旅でした。
また行きたくなりますね・・・