宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:40)
今日、M9.5の中規模フレアが発生しました。
また、X1.5の大規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/31 11:37 C4.8
10:43 M1.9
07:59 C7.5
06:37 C9.7
04:12 M9.5
02:02 C7.4
01:14 M1.5
00:24 C7.9
7/30 23:19 C9.5
20:17 C5.8
19:21 C5.6
16:52 C5.8
16:08 C9.0
15:18 M1.5
13:54 C5.5
10:37 M1.4
09:56 M1.7
07:11 C9.9
05:56 M1.1
04:42 M6.4
04:15 C9.4
02:35 C9.3
02:08 C6.6
7/29 23:07 M4.2
22:44 C6.2
21:47 M8.7
21:06 M1.6
15:21 C4.3
14:09 M1.0
12:39 C9.4
11:15 X1.5
10:09 C9.2
08:46 C4.4
07:35 C6.9
05:26 M1.9
03:10 M1.3
02:09 C5.7
00:55 C8.3

黒点  7/31 (NOAA)
磁場 フレア
3762 8 βγ M9
3763 2 α ---
3764 4 β M2
3765 29 βγδ C9
3766 26 βγ X2
3767 15 β C7
3768 20 βγδ M1
3769 3 α ---
3770 12 βδ C9
3771 5 α ---
3772 9 β M6
3773 8 β M2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:36 425 +3.7
-2 h 422 +3.0
-4 h 402 +2.8
-6 h 425 +1.8
-8 h 429 +2.6
-10 h 440 -1.0
-12 h 447 -1.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -11 -/ -
-2 h -16 -/ -
-4 h -27 -/ -
-6 h -21 -/ -
-8 h -16 -/ -
-10 h -19 -/ -
-12 h -17 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
7/31 0.2 2x10^2
7/30 0.2 2x10^3
7/29 0.2 9x10^2
7/28 0.2 5x10^2
7/27 0.2 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 7/26 13:55 太陽風の速度が高まり、磁気圏の活動が強まっています。
2024/ 7/27 12:58 太陽風は平均的な速度に戻っています。磁気圏も穏やかです。
2024/ 7/28 14:27 Mクラスの中規模フレアの発生が続いています。CMEの発生も続いています。
2024/ 7/29 13:46 X1.5の大規模フレアが発生しました。その他のフレアによりCMEが発生しています。
2024/ 7/30 13:52 太陽風の乱れが到来しました。中規模フレアやCMEの発生が続いています。
最新のニュース

2024/ 7/31 12:40 更新
太陽風は平均的な状態に戻っています。M9.4の中規模フレアが発生しました。

担当 篠原

昨日の朝に到来した太陽風の強まりは、
その後は低下が続いています。
速度は、480km/秒から420km/秒へ、
磁場強度は、15nTから7nTへそれぞれ下がり、
どちらも平均的な状態に戻っています。

太陽風磁場の南北成分は、
昨日のニュースの後に -5nT程度の南向きになり、
夕方まで続きました。
その後は0nT付近と小さくなり、
現在は弱い北寄りになっています。

磁気圏の活動は、磁場が南向きだった頃に強まって、
AE指数は1000nT前後の活発な変化が起きています。
その後は変化が次第に小さくなり、
現在は静穏になっています。

昨日紹介したNOAA/SWPCの太陽風予報では、
複数のCME(コロナ質量放出)による太陽風の乱れが
次々にやって来るような印象でしたが、
今のところ、最初の強まり以降は
次第に値が下がって行く状態になっています。

この後は、29日に発生したCMEの乱れが、
明日、8月1日に到来する可能性があります。
引き続き注目してください。


太陽では、今朝、31日4時半(世界時30日19時半)に、
南東の端(左下)の3772黒点群で、
M9.4とXクラスに近い中規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。

昨日のニュースで紹介したM6.4の中規模フレアと
同じ領域です。
この後も活動に注目して下さい。

このフレアに伴って、CMEが太陽の左下へ飛び出しています。
横向きの噴出なので、地球への影響はないでしょう。



3772黒点群で発生した、M9.4の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の左下へ飛び出すCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。