宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2024/ 7/17 13:06 更新 X1.9の大規模フレアが発生しました。3738黒点群は西の端に達しています。 担当 篠原 昨夜、16日22時(世界時16日13時)に、 太陽の南西の端近く(右下)の3738黒点群で、 X1.9の大規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA131の動画を掲載します。 3738群としては、14日のX1.2に続いて、 2回目のXクラスフレアです。 CME(コロナ質量放出)も発生していて、 SOHO衛星LASCO C2、C3では、 太陽の右にガスが広がる様子が撮影されています。 横向きの噴出なので、地球への影響はないでしょう。 現在の可視光写真では、 3738群は西の端に達して、ほとんど見えなくなっています。 太陽では、この他に、 北西(右上)の3753群でM3.6とM1.6、 中心部北西側の3744群でM1.9の中規模フレアが発生しています。 引き続き、フレアの発生に注目して下さい。 太陽風は、昨日のニュースの頃に 磁場強度が18nTまで強まりましたが、 その後は次第に低下して、 現在は7nTと平均的な状態に戻っています。 速度は、350km/秒から400km/秒に上がり、 最後は370km/秒に少し下がっています。 磁場の南北成分は、北寄りの傾向が続き、 磁気圏は穏やかな状態でした。 グラフの最後は0nT付近になっていて、 この後はどの様な傾向になるでしょうか。 SDO衛星AIA193では、 北半球のコロナホールが更に西側に進んでいます。 明日、明後日くらいから、 太陽風速度の高まりがやって来るかもしれません。 3738黒点群で発生したX1.9の大規模フレア。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の右側へ噴出するCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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