宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:06)
今日、M1.9の中規模フレアが発生しました。
また、X2.0の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/17 12:13 C8.7
11:46 C4.6
06:46 M1.9
06:11 M1.6
7/16 21:59 X2.0
19:45 C4.0
17:44 C7.3
16:27 M3.6
11:52 M1.4
07:28 C9.4
06:33 C9.8
05:03 C7.9
01:11 C4.5
7/15 19:08 M1.9
18:15 M2.7
17:07 C4.3
14:07 C7.1
12:31 M1.2
11:03 C3.8
06:54 C8.2
06:20 C7.1
05:52 M1.0
05:11 C8.1
04:39 C6.8
03:06 C4.8
02:22 C4.2
01:11 C5.5

黒点  7/17 (NOAA)
磁場 フレア
3738 11 βγδ X2
3743 22 β ---
3744 5 β M2
3745 7 β ---
3747 2 α ---
3748 6 β ---
3749 4 α ---
3750 6 β C4
3751 12 βγ C8
3752 1 α ---
3753 11 β M4
3754 7 β ---
3755 4 β ---
3756 1 α ---
3757 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:56 370 -2.0
-2 h 386 +2.2
-4 h 398 +1.0
-6 h 399 +3.3
-8 h 391 +1.3
-10 h 393 +4.4
-12 h 359 +10.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 1 -/ -
-2 h 12 -/ -
-4 h 11 -/ -
-6 h 14 -/ -
-8 h 17 -/ -
-10 h 23 -/ -
-12 h 17 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
7/17 0.5 2x10^2
7/16 0.4 2x10^2
7/15 0.4 2x10^2
7/14 0.4 2x10^2
7/13 0.3 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 7/12 13:14 太陽風は低速の状態が続いています。太陽のフレアは少なくなっています。
2024/ 7/13 08:37 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2024/ 7/14 09:56 M5.3、M5.0などの中規模フレアが発生しています。太陽風は低速の状態です。
2024/ 7/15 10:39 X1.2の大規模フレアが発生しました。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2024/ 7/16 13:28 太陽風磁場の強まりが到来して、磁気圏の活動がやや強まりました。
最新のニュース

2024/ 7/17 13:06 更新
X1.9の大規模フレアが発生しました。3738黒点群は西の端に達しています。

担当 篠原

昨夜、16日22時(世界時16日13時)に、
太陽の南西の端近く(右下)の3738黒点群で、
X1.9の大規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。

3738群としては、14日のX1.2に続いて、
2回目のXクラスフレアです。

CME(コロナ質量放出)も発生していて、
SOHO衛星LASCO C2、C3では、
太陽の右にガスが広がる様子が撮影されています。
横向きの噴出なので、地球への影響はないでしょう。

現在の可視光写真では、
3738群は西の端に達して、ほとんど見えなくなっています。

太陽では、この他に、
北西(右上)の3753群でM3.6とM1.6、
中心部北西側の3744群でM1.9の中規模フレアが発生しています。
引き続き、フレアの発生に注目して下さい。


太陽風は、昨日のニュースの頃に
磁場強度が18nTまで強まりましたが、
その後は次第に低下して、
現在は7nTと平均的な状態に戻っています。

速度は、350km/秒から400km/秒に上がり、
最後は370km/秒に少し下がっています。

磁場の南北成分は、北寄りの傾向が続き、
磁気圏は穏やかな状態でした。
グラフの最後は0nT付近になっていて、
この後はどの様な傾向になるでしょうか。

SDO衛星AIA193では、
北半球のコロナホールが更に西側に進んでいます。
明日、明後日くらいから、
太陽風速度の高まりがやって来るかもしれません。




3738黒点群で発生したX1.9の大規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右側へ噴出するCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。