宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:23)
今日、C8.7の小規模フレアが発生しました。
また、M6.1の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/ 7 12:39 C6.8
12:01 C5.9
10:24 C5.8
09:26 C7.5
05:21 C8.7
04:46 C7.8
6/ 6 23:52 M6.1
19:04 C4.9
17:37 C8.1
13:52 C6.3
12:37 C5.5
08:58 C9.5
06:54 C3.6
04:00 C6.8
6/ 5 20:57 C4.7
20:26 C3.9
18:55 M2.6
17:35 M3.5
14:22 C3.3
12:13 C6.0
05:45 C3.1
03:43 C3.5
00:31 C4.7

黒点  6/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
3697 20 βγδ M6
3698 11 β C5
3699 2 β ---
3701 7 β C3
3702 1 α ---
3703 14 βγ C4
3704 1 α ---
3707 2 β ---
3708 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 370 -3.3
-2 h 360 +0.6
-4 h 358 -1.2
-6 h 361 -1.6
-8 h 355 -0.7
-10 h 360 +0.7
-12 h 369 +0.6

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -18 -/ -
-2 h -10 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h -8 -/ -
-10 h -13 -/ -
-12 h -14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^1
6/ 7 0.2 2x10^2
6/ 6 0.2 2x10^2
6/ 5 0.3 1x10^2
6/ 4 0.2 3x10^2
6/ 3 0.3 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 6/ 2 12:00 X1.4とX1.0の大規模フレアが発生しました。CMEによる太陽風の乱れが到来しそうです。
2024/ 6/ 3 14:11 金星が太陽の向こう側を通過中です。太陽風は低速の状態が続いています。
2024/ 6/ 4 13:58 太陽風の乱れが到来しましたが、磁気圏は穏やかに推移しています。
2024/ 6/ 5 15:21 太陽風は平均的な状態で、磁気圏は穏やかです。
2024/ 6/ 6 12:46 太陽風は低速になっています。磁気圏も概ね静穏です。
最新のニュース

2024/ 6/ 7 13:23 更新
太陽風は低速の状態が続いています。5月の黒点相対数は 171.7 でした。

担当 篠原

WDC-SILSOより、5月の黒点相対数は 171.7 と発表されました。
これは、2023年6月の 160.5 、7月の 160.0 を超えて、
第25活動周期の月平均値の最大値です。

黒点相対数の月平均値がここまで高まったのは、
前の前の周期である第23期の極大後半の
2002年9月の 187.9 以来で、22年ぶりです。

1日値の最大は、5月16日の 211 でした。
これは、先月、4月23日に記録した 266 と比べると
一段下がって見えます。

1枚目の図で前の周期の推移を参考にすると、
極大期の後半の高まりはこれからかもしれません。
じっくりと注目を続けて下さい。



現在の太陽は、昨夜遅く、7日0時(世界時6日15時)に、
南西(右下)の3697黒点群でM6.1の中規模フレアが発生しています。
3697群は、Cクラスの小規模フレアもいくつか起こしていて、
活発な状態が続いています。

また、南東の端近く(左下)の3708群で、
C6.8の小規模フレアが発生しています。
こちらの領域にも注目して下さい。


太陽風は、360km/秒の低速の風が続いています。
磁場強度は、6〜7nTで安定しています。

磁場の南北成分は、南寄りから北寄りになり、
再び南寄りに変化しています。
この変化に合わせて、AE指数では小規模の変化が発生しています。
全体としては磁気圏は穏やかです。


27日周期の図を見ると、
ちょうど27日前に大磁気嵐が発生しています。
前の周期(5月前半)のX線グラフの激しい変化や
Dst指数の猛烈な変化など見返してみて下さい。




太陽黒点相対数の長期変化。5月の黒点相対数は 171.7 でした。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


5月の太陽黒点の推移。SDO衛星。
(c) SDO衛星AIA193 (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


1975年以降の太陽黒点相対数の長期変化。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。