宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2024/ 6/ 2 12:00 更新 X1.4とX1.0の大規模フレアが発生しました。CMEによる太陽風の乱れが到来しそうです。 担当 篠原 太陽の中心部南東側(左下)辺りまで進んで来た3697黒点群で、 昨夕、1日17時半(世界時1日8時半)にX1.4、 今日未明、2日3時半(世界時1日18時半)にX1.0と、 大規模フレアが2回発生しました。 SDO衛星AIA131による動画をそれぞれ掲載します。 2番目のX1.0では、直後にM7.3の中規模フレアが発生しています。 動画でも、X1.0の強い輝きの後に、 広い範囲で輝きが発生しています。 このフレアでは、CME(コロナ質量放出)も発生していて、 SOHO衛星LASCO C2、C3では、 左下にやや偏っていますが、 太陽全体を囲む様にガスが広がっています。 このため、太陽風の乱れは地球に到来しそうです。 到来まで2日くらいかかると考えると、 明後日、4日の午前くらいでしょうか。 どの程度の変化がやって来るか、注目して下さい。 太陽風は、速度は340km/秒付近で推移していましたが、 グラフの最後で310km/秒へ下がり、更に低速になっています。 磁場強度は4nTから3nTへ下がり、やや弱い状態です。 磁場の南北成分は、グラフの後半は北寄りになっています。 現在の磁気圏は穏やかで、 AE指数は変化が見られなくなっています。 3697黒点群で発生した、X1.4の大規模フレア。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 3697黒点群で発生した、X1.0の大規模フレアとM7.3の中規模フレア。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽を囲むように広がるハロー型のCMEが発生しました。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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