宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2024/ 5/28 11:59 更新 X2.8の大規模フレアが発生しました。3664黒点群が再び現れています。 担当 篠原 昨日の午後、27日16時(世界時27日7時)に、 太陽の南東の端(左下)でX2.8の大規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA131の動画を掲載します。 27日前の太陽画像(5月1日の左下のNew)と比べると、 今月の上旬に今期最大となるX8.7などのXフレアを多数起こしたり、 大磁気嵐の原因となるCME(コロナ質量放出)を起こした 3664黒点群と同じ場所です。 5月14日頃に太陽の西の端(右端)に沈んだ後、 およそ2週間かけて太陽の向こう側を回り、 再びこちら側に現れて大きいフレアを起こした様です。 その後も、C6.7、C7.6と小規模フレアが発生しています。 この後の活動に注目してください。 X2.8のフレアに伴って、CMEが太陽の左側に飛び出しています。 SOHO衛星ALSCO C2、C3の動画を掲載します。 地球から見て横向きの噴出になっていますが、 広がり方が大きいので、 乱れの端の方が地球へやって来るかもしれません。 太陽の北東(左上)の3691群でも、 C4.7、C8.9などの小規模フレアが発生しています。 小さい活動も頻繁に起きていて、 規模が大きくなる様であれば注意が必要になるでしょう。 太陽風は、速度が400km/秒から340km/秒へ下がり、 低速になっています。 磁場強度は、5nTと平均的な状態です。 磁場の南北成分は、 南寄りになったり、北寄りになったりしています。 南寄りの頃に磁気圏の活動がある程度高まり、 AE指数に小・中規模の変化が発生しています。 現在は太陽風の速度が下がっているので、 磁気圏の変化も小さくなるでしょう。 南東の端で発生したX2.8の大規模フレア。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の左に向かって広がるCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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