宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2024/ 5/21 11:51 更新 太陽風はやや低速で、磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、370km/秒とやや低速になっています。 磁場強度は、6nTと平均的な状態です。 磁場の南北成分は、0nT付近か北寄りの傾向で、 磁気圏は穏やかな状態です。 AE指数は変化が見られなくなっています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 北半球の高緯度寄りと 南東側(左下)にやや小さいコロナホールが見えています。 北半球のコロナホールは緯度が高めですが、 2〜3日後くらいから影響が始まるかもしれません。 続いて、南東側の領域からの可能性があります。 太陽風速度の推移に注目してください。 昨日の午後、20日15時半(世界時20日5時半)に、 太陽を丸く囲むように広がる ハロー型のCME(コロナ質量放出)が発生しました。 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。 太陽では、同じ頃に南西の端近く(右下)で C6.7の小規模フレアが発生していますが、 発生のタイミングが少し遅い印象であることや、 CMEの広がり方が左右に比較的均等なので、 もっと中心付近で発生している様に思います。 このため、太陽の向こう側で ある程度規模の大きいフレアが発生したのではないでしょうか。 CMEの広がり方が少し右に偏っているので、 発生源も中心より右寄りにある可能性があります。 今月上旬に活発な活動を起こしていた3664黒点群は、 現在は中心よりも左側に進んでいると思われます。 このため、今回の活動は新しい領域で発生しているかもしれません。 この後も活動が見られるでしょうか。 注目してください。 太陽のこちら側は、 南西の端近くの3683群でC6.7と、 中心部南東側(左下)の3686群でC4.6の 小規模フレアが発生した程度で、 比較的穏やかな状態です。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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