宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:43)
今日、M7.2の中規模フレアが発生しました。
また、M1.0の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気嵐が発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/18 12:22 C3.8
05:35 M7.2
04:52 C2.8
5/17 21:44 C4.8
21:03 C3.7
14:03 C3.1
11:26 C3.9
10:35 C8.7
05:28 C4.8
03:29 C3.8
01:35 C4.5
5/16 23:44 C3.6
16:50 M1.0
15:07 C4.3
14:01 C4.0
05:11 C5.0

黒点  5/18 (NOAA)
磁場 フレア
3670 2 β ---
3671 2 β C5
3672 1 α C4
3673 1 α ---
3674 8 β C3
3676 1 α ---
3679 13 βγ C9
3680 2 α ---
3682 1 α ---
3683 8 β C3
3685 7 βγ M7
3686 2 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:36 403 -3.7
-2 h 420 -2.4
-4 h 447 -4.1
-6 h 460 -7.3
-8 h 457 -8.4
-10 h 446 -8.8
-12 h 453 -12.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -95 -/ -
-2 h -84 -/ -
-4 h -91 -/ -
-6 h -96 -/ -
-8 h -88 -/ -
-10 h -69 -/ -
-12 h -42 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.9 1x10^2
5/18 3.4 1x10^3
5/17 9.7 2x10^2
5/16 26.5 3x10^3
5/15 56.0 1x10^3
5/14 121.0 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 5/13 13:11 太陽風は高速の状態が続いています。磁気圏の激しい乱れは落ち着いて来ました。
2024/ 5/14 13:25 X1.7の大規模フレアが発生しました。高速太陽風は続いています。イギリスのオーロラをどうぞ。
2024/ 5/15 10:24 3664黒点群でX8.7の大規模フレアが発生しました。
2024/ 5/16 12:26 太陽の西端と東端で、X3.4、X2.9の大規模フレアが発生しました。
2024/ 5/17 12:14 太陽風の乱れが到来して、磁気圏の活動が強まりました。
最新のニュース

2024/ 5/18 13:43 更新
太陽風の次の乱れが到来して、磁気圏の活動が強まりました。

担当 篠原

昨夜、17日21時半(世界時17日12時半)に、
太陽風の急な強まりがACE衛星で観測されました。
速度は400km/秒から490km/秒へ高まり、
磁場強度は8nTから16nTへ強まりました。

磁場の南北成分は、初めは北向きに強まりましたが、
すぐに南向きに切り替わり、
-10nTを超える様な強まりが4時間ほど続き、
その後も次第に弱くなっていますが、
南寄りの状態が現在まで続いています。

このため磁気圏の活動が強まり、
AE指数は1000〜1300nTの大きい変化が4時間ほど続き、
その後は800nT、500nTと次第に小さくなっていますが、
活動的な状態が続いています。

現在の太陽風は、速度は400km/秒と平均的ですが、
磁場強度は10nTと強まった状態が続いています。
磁場の南寄りの傾向が続くと、
磁気圏も活動的な状態が続きます。


太陽は、今朝、18日5時半(世界時17日20時半)に、
南東の端近く(左下)の3685黒点群で、
M7.2の中規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131の童画を掲載します。

この領域は、
15日深夜にX2.9の大規模フレアを起こしています。
その後は比較的穏やかだったのですが、注目は必要な様です。

このフレアに伴って、
太陽の左側へCME(コロナ質量放出)が広がっています。
横向きの噴出なので、地球への影響はなさそうです。

また、中心部南側の3679群では、
小さいフレアが頻繁に発生しています。
この領域は、この後どの様に推移するでしょうか。




3685黒点群で発生した、M7.2の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の左側へ飛び出すCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー陽子の変化
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。