宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2024/ 5/18 13:43 更新 太陽風の次の乱れが到来して、磁気圏の活動が強まりました。 担当 篠原 昨夜、17日21時半(世界時17日12時半)に、 太陽風の急な強まりがACE衛星で観測されました。 速度は400km/秒から490km/秒へ高まり、 磁場強度は8nTから16nTへ強まりました。 磁場の南北成分は、初めは北向きに強まりましたが、 すぐに南向きに切り替わり、 -10nTを超える様な強まりが4時間ほど続き、 その後も次第に弱くなっていますが、 南寄りの状態が現在まで続いています。 このため磁気圏の活動が強まり、 AE指数は1000〜1300nTの大きい変化が4時間ほど続き、 その後は800nT、500nTと次第に小さくなっていますが、 活動的な状態が続いています。 現在の太陽風は、速度は400km/秒と平均的ですが、 磁場強度は10nTと強まった状態が続いています。 磁場の南寄りの傾向が続くと、 磁気圏も活動的な状態が続きます。 太陽は、今朝、18日5時半(世界時17日20時半)に、 南東の端近く(左下)の3685黒点群で、 M7.2の中規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA131の童画を掲載します。 この領域は、 15日深夜にX2.9の大規模フレアを起こしています。 その後は比較的穏やかだったのですが、注目は必要な様です。 このフレアに伴って、 太陽の左側へCME(コロナ質量放出)が広がっています。 横向きの噴出なので、地球への影響はなさそうです。 また、中心部南側の3679群では、 小さいフレアが頻繁に発生しています。 この領域は、この後どの様に推移するでしょうか。 3685黒点群で発生した、M7.2の中規模フレア。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の左側へ飛び出すCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー陽子の変化 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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