宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:14)
今日、C8.7の小規模フレアが発生しました。
また、X8.7の大規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線がやや強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/17 11:26 C3.9
10:35 C8.7
05:28 C4.8
03:29 C3.8
01:35 C4.5
5/16 23:44 C3.6
16:50 M1.0
15:07 C4.3
14:01 C4.0
05:11 C5.0
5/15 23:21 X2.9
22:56 M2.9
17:14 X3.4
16:14 C9.9
15:16 C5.7
13:48 C7.8
13:20 C5.5
10:48 C6.2
08:05 C7.2
02:27 M4.4
01:44 X8.7
00:19 C9.6

黒点  5/17 (NOAA)
磁場 フレア
3667 1 α ---
3670 2 βγ M1
3671 5 β ---
3672 5 β C4
3673 1 α ---
3674 18 β C3
3676 5 βγ ---
3679 13 βγ C9
3680 2 α ---
3682 7 βγ M4
3683 8 β ---
3684 4 β ---
3685 7 βγ X2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:06 390 +1.4
-2 h 380 +2.3
-4 h 383 +2.5
-6 h 385 +4.6
-8 h 404 +3.3
-10 h 410 +7.4
-12 h 426 +8.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -58 -/ -
-2 h -60 -/ -
-4 h -62 -/ -
-6 h -62 -/ -
-8 h -67 -/ -
-10 h -76 -/ -
-12 h -81 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 6.1 3x10^1
5/17 9.7 2x10^2
5/16 26.5 3x10^3
5/15 56.0 1x10^3
5/14 121.0 1x10^3
5/13 16.7 8x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 5/12 14:31 磁気圏の激しい乱れにより、日本各地で低緯度オーロラが観測されました。
2024/ 5/13 13:11 太陽風は高速の状態が続いています。磁気圏の激しい乱れは落ち着いて来ました。
2024/ 5/14 13:25 X1.7の大規模フレアが発生しました。高速太陽風は続いています。イギリスのオーロラをどうぞ。
2024/ 5/15 10:24 3664黒点群でX8.7の大規模フレアが発生しました。
2024/ 5/16 12:26 太陽の西端と東端で、X3.4、X2.9の大規模フレアが発生しました。
最新のニュース

2024/ 5/17 12:14 更新
太陽風の乱れが到来して、磁気圏の活動が強まりました。

担当 篠原

太陽風は、昨日の午後、16日14時(世界時16日5時)頃に
速度は430km/秒から480km/秒へ、
磁場強度は5nTから15nTへ、
それぞれ高まる変化が発生しています。
CME(コロナ質量放出)に関係する乱れがやって来た様です。

磁場の南北成分は、
-10nT程度の強い南向きが4時間ほど発生し、
AE指数は、1000〜1700nTの大きい変化が発生しています。
その後は、磁場は北寄りに切り替わり、
磁気圏は穏やかになっています。

現在の太陽風は、速度は390km/秒と平均的な状態です。
磁場強度は10nTと少し強まっています。


太陽は、X2.9の大規模フレアを起こした
南東(左下)の3685黒点群は、
その後はM1.0の中規模フレアと
C4.8の小規模フレアを起こした程度で、
比較的落ち着いた状態です。

一方、中心部南東側(左下)の3679群の活動がやや強まっていて、
昨日の午後以降、C4.3、C3.6、C4.5、C3.8
などの小規模フレアを起こし、
17日10時半(世界時17日1時半)に、
C8.7とMクラスに近い小規模フレアを起こしています。
この後の活動に注目してください。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー陽子の変化
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。