宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2024/ 5/ 3 07:27 更新 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が強まりました。 担当 篠原 太陽風の磁場の強まりが続いています。 昨日のニュース以降も10nT近い強まりが続いていましたが、 2日22時半(世界時2日13時半)頃に、 20nTに達する強まりが到来しています。 速度も高まる変化が見られ、 350km/秒と低速の状態から、 平均的な速度ですが、400〜450km/秒へ変化しています。 注目は磁場の南北成分で、 グラフの中程から-10nTくらいの南向きになり、 上記の磁場の強まり以降は、 -17nTの強まりが全体で4時間程発生しています。 このため磁気圏の活動も強まって、 AE指数は、1000〜1700nTの大きい変化が 半日近く続いています。 また、Dst指数の速報値は -101nTまで下がっていて、 中規模の磁気嵐になっています。 現在の太陽風は、 磁場強度はまだ強まった状態ですが、値は10nTに下がり、 南北成分は北向きに切り替わっています。 AE指数も最後は変化がなくなっていて、 太陽風磁場がこの状態で推移すると、 磁気圏は穏やかになるでしょう。 太陽は、昨夕から南東(左下)の3664黒点群の活動が強まり、 C4.3、C3.6、C3.7、C6.3、C8.7など、 Cクラスの小規模フレアを次々に起こし、 今朝、3日6時(世界時2日21時)に、 M2.7の中規模フレアが発生しました。 この後の活動に注目して下さい。 Dst指数(速報値)は、-101nTまで下がっています。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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