宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2024/ 2/23 12:55 更新 X6.3の大規模フレアが発生しました。 担当 篠原 昨日の朝にX1.8の大規模フレアを起こした3590黒点群で、 その後、Xフレアが2回発生しています。 昨日の午後、22日15時半(世界時22日6時半)にX1.7、 そして、今朝、23日7時(世界時22日22時)にX6.3です。 SDO衛星AIA131による動画をそれぞれ掲載します。 X6.3のフレアは、世界時12月31日に発生したX5.0を超えて、 現在の第25活動周期最大のフレアになっています。 一方、SOHO衛星のLASCO C2、C3を見ると、 はっきり分かるほどのCME(コロナ質量放出)は 発生していない様です。 このため、太陽風の乱れはやって来ないのではないでしょうか。 3590黒点群の拡大写真を掲載します。 かなり大きいフレアを起こしましたが、 この後の活動はどうなるでしょうか。 引き続き注目してください。 太陽風は、速度は320〜340km/秒と低速の状態が続いています。 磁場強度は、6nTと平均的な状態です。 磁場の南北成分は、 グラフの前半は南寄り、後半は北寄りになっています。 南寄りの頃に、AE指数で200〜300nTの 小規模の変化が発生していましたが、 その後は変化がなくなり、現在の磁気圏は穏やかです。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 南半球のコロナホールが、太陽の中央部に見えています。 この領域の影響で、 3日後くらいに太陽風の速度が高まるかもしれません。 どのくらいの変化がやって来るか、注目してください。 3590黒点群で発生したX1.7の大規模フレア。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 3590黒点群で発生したX6.3の大規模フレア。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 3590黒点群の拡大写真。 (c) SDO衛星HMII (NASA)、作図 : 宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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