宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/12/25 12:23 更新 Mフレアが3回発生しています。太陽風は平均的な状態です。 担当 篠原 昨夜から、太陽で活動が連続的に発生しています。 初めは、24日20時(世界時24日11時)に 南西(右下)の3529黒点群で発生した M2.9の中規模フレアです。 3529群では、今日未明、 25日1時半(世界時24日16時半)にも M2.6の中規模フレアが発生しています。 その様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。 1つめのMフレアのすぐ後、 24日21時(世界時24日12時)には、 太陽の北西側(右上)でフィラメント噴出が発生します。 GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。 ガスの大きい広がりが右上へ噴き上がる様子が見えています。 そして、今朝、25日4時半(世界時24日19時半)に、 南東の端(左下)の少し向こう側で、 M1.1の中規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA131の動画を掲載します。 発生場所が見えていないので、 本当の規模はこれよりも大きかったかもしれません。 GOES衛星SUVI 304では、 このフレアに伴って左下へ飛び出して行く プロミネンス噴出が観測されています。 これらの現象により、太陽からあちこちに向かって CME(コロナ質量放出)が飛び出しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。 初めに、上に向かってフィラメント噴出のCME。 続いて、右下に向かってM2.6フレアの少し前に 3529群付近で発生した噴出によると思われるCME。 そして、太陽の北東の端(左上)で発生した プロミネンス噴出によるCMEが左上へ。 最後に、M1.1フレアのCMEが左下に飛び出しています。 どのCMEも地球に対しては横向きに近い噴出になっているので、 影響は特に来ないのではないかと思います。 この後も活動が続くかどうか、 引き続き注目してください。 太陽風は、速度は400km/秒と平均的な状態が続いています。 磁場強度は、8nTから5nTへゆっくりと下がって、 現在は平均的な状態です。 磁場の南北成分は、 グラフの前半は南向きの変化が時々発生していますが、 後半は0nT付近で変化が小さくなっています。 このため、AE指数もグラフの途中までは 小規模の変化が時々発生していましたが、 後半は変化がなくなっていて、磁気圏は穏やかな状態です。 SDO衛星AIA193では、 東端(左端)の南寄りにコロナホールが薄暗く見えています。 一週間後くらいにこの領域の影響が やって来ることになりそうです。 3529黒点群で発生した、M2.9、M2.6の中規模フレア。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の北西側で発生したフィラメント噴出。 (c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 南東の端で発生したM1.1の中規模フレア。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) M1.1フレアに伴って発生したプロミネンス噴出。 (c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽から次々に飛び出すCMEの様子。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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