宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:10)
今日、C7.1の小規模フレアが発生しました。
また、M1.1の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/20 02:36 C2.7
00:13 C7.1
12/19 15:22 C3.7
11:45 C7.3
05:26 C4.0
04:04 C4.5
00:09 C4.4
12/18 23:17 C6.5
12:58 C4.2
11:48 C6.0
06:24 C4.8
05:12 M1.1
03:02 C3.5
02:13 C3.3

黒点 12/20 (NOAA)
磁場 フレア
3519 9 β C2
3521 3 β ---
3523 1 α ---
3524 1 α C6
3525 1 α ---
3526 5 β C5
3527 2 β ---
3528 10 β C7
3529 8 βγ C7
3530 4 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:06 558 -3.9
-2 h 578 -3.1
-4 h 537 +1.2
-6 h 587 -2.1
-8 h 599 +1.4
-10 h 604 +0.0
-12 h 611 +1.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -46 -/ -
-2 h -32 -/ -
-4 h -25 -/ -
-6 h -22 -/ -
-8 h -23 -/ -
-10 h -31 -/ -
-12 h -24 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^1
12/20 0.3 2x10^2
12/19 0.3 2x10^2
12/18 0.5 1x10^2
12/17 1.8 2x10^2
12/16 13.9 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/12/15 13:42 X2.8の大規模フレアが発生しました。CMEも発生しています。
2023/12/16 10:29 M6.9の中規模フレアが発生しました。太陽風の乱れが今夜以降到来しそうです。
2023/12/17 11:48 太陽風は平均的な速度です。乱れはまだ到来していません。
2023/12/18 13:29 太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動が激しくなりました。
2023/12/19 12:31 太陽風の速度が高まっている様です。Cフレアの発生が続いています。
最新のニュース

2023/12/20 12:10 更新
高速の太陽風が続いています。磁気圏はやや活動的です。

担当 篠原

太陽風は、600km/秒前後に高まった状態が続いていました。
グラフの最後で550km/秒に下がる変化が見えていますが、
高速の状態は続いています。

磁場強度は4nT付近で推移して、
こちらはグラフの最後で7nTへ少し強まっています。

磁場の南北成分は、グラフの中盤までは北向きで、
その後、南への変化が見られる様になり、
最後の磁場の強まり以降は、
-5nTを超えるくらいの南向きの変化になっています。

磁気圏の活動はこの変化に対応して、
AE指数は、1枚目の中盤は変化がありませんが、
その後小規模の変化が見られる様になり、
最後に600nTの中規模の変化が発生しています。

太陽風磁場の南寄りの傾向が続けば、
磁気圏の活動も高まった状態が続くでしょう。

SDO衛星AIA193では、
北西側(右上)のコロナホールは西の端に近付いています。
太陽風速度の高まりは、
この後弱くなって行くのではないでしょうか。
27日周期の図を見ると、前周期の太陽風の高まりは、
11月22〜23日の2日間になっています。


太陽は、南東(左下)の3529黒点群で、
C7.1の小規模フレアが発生しました。

また、北東側(左上)のあちこちで
小さい活動が度々発生しています。
活動の強まりに繋がるでしょうか。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。