宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/12/18 13:29 更新 太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動が激しくなりました。 担当 篠原 注目していた太陽風の乱れは、 昨夕、17日16時(世界時17日7時)頃に DSCOVR衛星で観測されました。 変化の規模は特に大きくはなく、 速度は、440km/秒から530km/秒へ、 磁場強度は、8nTから13nTへそれぞれ高まっています。 地磁気観測所の地上磁場データでは、 17日16時40分(世界時17日7時40分)頃に 磁場の急な強まりが観測されています。 X2.8フレアの発生から、およそ2日半で到来しました。 太陽風磁場の南北成分は、 初めは北向きに振れましたが、 その後、南向きに切り替わって、 -10nT前後の状態が6時間ほど続いています。 これにより磁気圏の活動は活発になり、 AE指数は700nTの中規模の変化から始まって、 最大で2000nTに達する激しい変化も発生しています。 極域では素晴らしいオーロラが見えていたのではないでしょうか。 今日に入った頃に磁場は北向きになり、現在もこの状態です。 このため磁気圏は穏やかになっていて、 AE指数のグラフは、後半は変化がなくなっています。 現在の太陽風は、速度は480km/秒とやや高速、 磁場強度は10nTと強まった状態が続いています。 太陽は、3514黒点群は西に沈んでいます。 現在見えている領域では、 北東(左上)の3523黒点群でC6.1、 その左の3526群でC4.8 などの小規模フレアが発生しています。 この後も活動は続くでしょうか。 (c) 気象庁地磁気観測所 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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