宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:29)
今日、C5.5の小規模フレアが発生しました。
また、X2.8の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/16 09:05 C4.6
08:37 C3.9
06:15 C5.5
12/15 20:30 C3.6
17:49 M1.2
16:03 M6.9
15:15 C3.7
14:46 C7.4
12:39 C3.8
12:20 C4.5
09:50 C5.2
08:33 C5.4
04:25 M1.2
01:43 X2.8
01:28 C3.7
12/14 22:33 M2.3
16:14 M5.8
13:50 C3.3

黒点 12/16 (NOAA)
磁場 フレア
3513 1 α C2
3514 22 βγδ X2
3515 1 α ---
3516 1 α C5
3518 2 α ---
3519 18 β C2
3520 4 β ---
3521 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:25 513 -2.4
-2 h 491 -0.0
-4 h 435 +1.6
-6 h 450 -5.2
-8 h 489 +0.9
-10 h 430 +7.2
-12 h 412 -2.6

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
09:30 -38 -/ -
-2 h -31 -/ -
-4 h -29 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -20 -/ -
-10 h 3 -/ -
-12 h 3 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 14 4x10^1
12/16 14 2x10^2
12/15 3 4x10^2
12/14 0 1x10^2
12/13 0 5x10^2
12/12 0 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/12/11 12:57 3511黒点群のフレアが続いています。太陽風は低速です。
2023/12/12 12:16 小型の彗星が太陽に近付いています。太陽風は低速で、磁気圏は穏やかです。
2023/12/13 13:40 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が強まりました。
2023/12/14 13:04 太陽風磁場の強まりが到来し、磁気圏の活動も強まっています。
2023/12/15 13:42 X2.8の大規模フレアが発生しました。CMEも発生しています。
最新のニュース

2023/12/16 10:29 更新
M6.9の中規模フレアが発生しました。太陽風の乱れが今夜以降到来しそうです。

担当 篠原

NOAA/SWPCの太陽風予報によると、
昨日のX2.8大規模フレアに伴って発生した
CME(コロナ質量放出)による太陽風の乱れは、
深夜、17日1時(世界時16日16時)頃に到来する可能性があります。

その場合、フレアの発生からちょうど2日での到来です。
太陽風の速度はだいぶ高まりそうです。
磁場の強まりも到来して南向きに大きく変化すると
磁気圏の活動は激しくなる可能性があります。
注目して下さい。


Xフレアを起こした3514黒点群では、
昨夕、15日16時(世界時15日7時)にM6.3、
直後の15日16時半(世界時15日7時半)にM6.9と
中規模フレアが2回発生しています。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。

SOHO衛星LASCO C2、C3の画像を見ると、
このフレアに伴って発生したCMEは、
太陽の右側を中心に広がっていますが、
左側にも淡く飛び出している様です。
その場合、太陽風の乱れは地球にやって来るでしょう。
発生から2〜3日くらいと考えると、
明日の夜から明後日くらいでしょうか。

太陽風の乱れが連続でやって来ることになりそうです。
注目して下さい。

太陽では、今朝、16日6時(世界時15日21時)に
中心部の南側(下側)でフィラメント噴出が発生しています。
SDO衛星AIA193の動画を掲載します。
規模は比較的小さいですが、
発生場所が中心に近いため、
CMEが飛び出していれば、
地球へやって来ることになりそうです。

その場合は、3日後の19日頃でしょうか。
磁場の強まりがやって来て、
磁気圏の活動が強まる可能性があります。


太陽風は、昨夜、15日20時(世界時15日11時)に急な変化が到来して、
速度は300km/秒付近から400km/秒、そして500km/秒へ、
磁場強度は4nTから10nT、そして20nTへ
それぞれ高まっています。
11〜12日頃に太陽で発生した活動に関係するのではないかと思います。

太陽風磁場の南北成分は、
南を向いたり、北を向いたりしています。
磁気圏の活動はやや高まっていて、
AE指数は500nTくらいの中規模の変化が度々発生しています。




X2.8のフレアによる太陽風の乱れは、17日1時(世界時16日16時)頃に到来する可能性があります。
(c) NOAA/SWPC


3514黒点群で発生した、M6.3、M6.9の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


CMEは太陽を囲む様に広がっていて、太陽風の乱れは地球に到来しそうです。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


中心部の南側で発生したフィラメント噴出。
(c) SDO衛星AIA193 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。