宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/11/26 13:17 更新 太陽風の急な強まりが到来して、磁気圏の活動が強まりました。 担当 篠原 昨夕、25日17時(世界時25日7時)に、 太陽風の急な強まりがDSCOVR衛星で観測されました。 速度は、480km/秒から550km/秒と高速になり、 磁場強度は、既に10nTに強まっていたところから、 更に17nTまで強まりました。 22〜23日頃にいくつも発生していた CME(コロナ質量放出)の影響がやって来た様です。 磁場の南北成分は、南向きに強まる状態が続き、 -10nT前後の変化が10時間ほど発生しています。 このため磁気圏の活動は強まって、 AE指数は、1000nT前後の変化がしばらく続き、 最大の変化は1500nTに達しています。 また、Dst指数の速報値は、 -99nTと中程度の磁気嵐になっています。 現在の太陽風は、 速度は、550km/秒と高速の状態が続いていますが、 磁場強度は7nTへ下がり、平均的な状態に戻りかけています。 磁場の南北成分は変化が小さくなり、 グラフの最後は北寄りで変化しています。 この後の磁気圏は、穏やかになりそうです。 太陽は穏やかになっていて、 北東の端近く(左上)の3503黒点群で、 C4.4の小規模フレアが発生した程度です。 可視光写真は、黒点が多く、 にぎやかな状態が続いています。 Dst指数の速報値は、-99nTまで下がっています。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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