宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:31)
今日、M1.4の中規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/23 12:01 M1.4
10:41 C5.4
08:52 C6.3
05:09 C6.1
11/22 16:26 C4.3
15:18 C8.9
10:07 C7.5
08:35 C4.4
11/21 23:30 C3.9
22:48 C7.7
22:32 C3.5
16:05 C3.7
12:39 C6.6
10:09 C6.4
08:30 C3.1
05:48 C2.8

黒点 11/23 (NOAA)
磁場 フレア
3489 14 β C7
3490 9 βγ ---
3491 1 α C6
3492 33 βγ C9
3493 3 β C6
3494 12 α ---
3495 2 α C8
3496 2 β ---
3498 8 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:26 492 -0.9
-2 h 498 -1.8
-4 h 520 -0.4
-6 h 515 -1.3
-8 h 497 +0.3
-10 h 492 -4.1
-12 h 476 -1.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -34 -/ -
-2 h -27 -/ -
-4 h -23 -/ -
-6 h -28 -/ -
-8 h -35 -/ -
-10 h -28 -/ -
-12 h -32 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
11/23 0.3 1x10^3
11/22 0.3 2x10^2
11/21 0.4 5x10^2
11/20 0.4 5x10^2
11/19 0.3 5x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/11/18 11:41 太陽風は更に低速になっています。磁気圏は穏やかです。
2023/11/19 13:43 太陽風は低速で、磁気圏は穏やかです。Mフレアが3回発生しました。
2023/11/20 12:55 太陽の北東の端に黒点が現れています。太陽風は低速です。
2023/11/21 14:40 太陽でフレアの発生が続いています。太陽風は低速です。
2023/11/22 13:31 太陽風磁場の南向きの変化で磁気圏の活動が強まりました。太陽風は高速になっています。
最新のニュース

2023/11/23 13:31 更新
太陽の活動が続いています。太陽風は高速です。

担当 篠原

昨日のニュースで指摘していた太陽の南東側(左下)で、
22日15時(世界時22日6時)頃に
プロミネンス噴出が発生しました。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。

この噴出により、CME(コロナ質量放出)が
太陽の左下に向かって発生しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。
地球に対して横向きの噴出なので、影響はありません。

そして、今朝、23日6時半(世界時22日21時半)には、
太陽の右下に広がるCMEが観測されています。
太陽のこちら側では特に変化が起きていないので、
太陽の向こう側で発生した現象の様です。

そして、23日12時(世界時23日3時)に、
太陽の北東の端の少し向こう側(左上)で、
M1.4の中規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。

GOES衛星SUVI 304を見ると、
このフレアに伴ってプロミネンスの噴出が発生しています。
太陽の左上にCMEも噴出しているでしょう。
その動画は、明日紹介できると思います。

急に太陽がにぎやかになっています。
一方、注目していた北東側の3492黒点群の領域では、
C8.9、C6.3などの小規模フレアが発生していますが、
X線グラフは、目立つ程の変化にはなっていません。


太陽風は、速度が550km/秒から500km/秒へ少し下がっていますが、
高速の状態は続いています。
磁場強度は10nTから3nTへ下がっていて、
やや弱くなっています。

磁場の南北成分は、今朝にかけて、
-5nT程度の南向きの変化が頻繁に発生しました。
速度の高まりもあって、磁気圏の活動は強まり、
AE指数は1000nT前後の大きい変化が繰り返し発生しています。

今朝以降は磁場強度が下がって来たため、
磁場の南向きの変化は小さくなり、
高速の状態は続いていますが、
AE指数の変化は小さくなっています。
この後は、落ち着いた状態になりそうです。



太陽の南東の端で発生したプロミネンス噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の左下へ広がるCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右下へ広がるCME。向こう側で発生した現象の様です。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


北東の端の少し向こう側で発生した、M1.4の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


プロミネンス噴出も発生しています。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。