宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2023/11/22 13:31 更新 太陽風磁場の南向きの変化で磁気圏の活動が強まりました。太陽風は高速になっています。 担当 篠原 昨日のニュース以降、太陽風の磁場強度は、 10nT程度に強まった状態が続いています。 南北成分も変化が目立つようになり、 -10nTに達する大きい南向きの変化が3回ほど発生し、 グラフの最後は、南北に頻繁に変化する状態になっています。 太陽風の速度は、 今朝までは350km/秒程度と低速だったのですが、 そこから上昇が始まって、 今日の昼頃に500km/秒と高速の状態になりました。 磁場の南向きの影響で磁気圏の活動は強まり、 AE指数は、500〜1000nTの中規模の高まりが、 磁場の変化と連動して発生しています。 AE指数の最後は500nTの変化になっていますが、 速度が高まっていることを考えると、 この後、もう一段変化が強まるかもしれません。 太陽は、北東側(左上)で3492黒点群を中心に、 C3.7、C7.7、C4.4、C7.5などの 小規模フレアが発生しています。 この領域の可視光の拡大写真と、 SDO衛星AIA131による動画を掲載します。 また、中心部南側(下側)の3489群でも、 C3.9の小規模フレアが発生しています。 引き続き、フレアの発生に注目してください。 また、SDO衛星AIA304を見ると、 南東側(左下)でフィラメント噴出が始まっている様です。 明日のニュースで紹介できそうです。 (c) SDO衛星HMII (NASA)、作図:宇宙天気ニュース 太陽の北東側の活動の様子。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |