宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2023/11/20 12:55 更新 太陽の北東の端に黒点が現れています。太陽風は低速です。 担当 篠原 太陽の北東の端(左上)から黒点限が姿を現しています。 SDO衛星の可視光写真の拡大写真を掲載します。 番号は、上側の領域が3490群、下側は3491群です。 昨日のニュース以降もこの領域の活動は続いていますが、 フレアの規模は、C2〜3に留まっています。 それでも、SDO衛星AIA131による動画を見ると、 頻繁に明るい輝きが発生しています。 引き続き注意が必要です。 X線グラフで最大の変化になっている C7.5の小規模フレアは、 南東側(左下)の3489群で発生しています。 また、昨日のニュースで紹介した 南東の端のプロミネンス噴出により、 CME(コロナ質量放出)が発生しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。 地球に対して横向きの噴出なので、影響はありません。 太陽風は、320〜350km/秒と低速の風が続いています。 磁場強度は、5〜6nTと平均的な状態です。 磁場の南北成分は、0nT付近で小さく変化しています。 速度が下がっていることもあり、磁気圏は穏やかです。 AE指数は小さい変化が見られる程度です。 SDO衛星AIA193では、 北東側にコロナホールが見え始めています。 27日前と比べると広がりが小さくなっている様です。 もう2日ほど経つと、広がりが良く見える様になるでしょう。 太陽の北東の端に現れた黒点群。 (c) SDO衛星HMII (NASA)、作図:宇宙天気ニュース 3490、3491黒点群の活動の様子。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の左下へ噴出するCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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