宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/11/13 13:00 更新 太陽風の乱れが到来しました。磁気圏の活動は一時的な強まりになっています。 担当 篠原 太陽風の乱れは、昨日の午後、 12日14時半(世界時12日5時半)にDSCOVR衛星で観測されました。 速度は、460km/秒から520km/秒へ、 磁場強度は、2nTから5nTと、比較的小幅の変化でした。 速度は、その後、570km/秒まで高まり、以降は次第に低下して、 現在は420km/秒と平均的な状態に戻っています。 磁場強度は、反対に次第に強まっていて、 現在は11nTに達しています。 磁場の南北成分は、 乱れの最初に、-5nTと南向きが4時間ほど続き、 一旦、北向きに切り替わって強まり、 今朝、13日7時(世界時12日22時)に急に南向きに切り替わって、 -8nTの状態が3時間ほど続き、 現在は再び北向きになっています。 磁気圏の活動は、磁場が南を向いた頃に一時的に強まる程度で、 AE指数は、最初の南向きで、500nT〜1000nTの中規模の変化が見られ、 2回目の南向きでは、800nTの変化が発生しています。 現在の磁場は北向きになっているので、 この傾向が続くと、磁気圏は穏やかになるでしょう。 SDO衛星AIA193では、コロナホールは特に見えていません、 今回の乱れが終わると、 太陽風は穏やかな状態がしばらく続きそうです。 太陽は、12日13時半(世界時12日4時半)に、 南西(右下)の3484黒点群で、 C8.4と大きめの小規模フレアが発生しました。 その後は、C1〜2の小さいフレアが発生した程度で、 太陽は穏やかな状態です。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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