宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2023/11/11 13:01 更新 高速の太陽風が続いています。CMEによる太陽風の乱れが近づいています。 担当 篠原 太陽風は、速度が670km/秒から550km/秒へ下がっていますが、 高速の状態が続いています。 11月5日に始まった速度の高まりは、 7日目に入ろうとしています。 太陽風の磁場強度は、2〜3nTと弱くなっています。 高速太陽風の領域は終わりに近づいている様です。 SDO衛星AIA193では、コロナホールは西の端に達して、 既に見えなくなっています。 磁場の南北成分は、小幅で南北に変化しています。 速度は高まっていますが、影響は限定的で、 AE指数は小規模の変化が見られる程度です。 この後は、昨日紹介したCME(コロナ質量放出)による 太陽風の乱れに注目してください。 NOAA/SWPCの予報では明日の早朝となっていますが、 どうなるでしょうか。 太陽は、南西(右下)の3477黒点群で、 C3.2、C3.4の小規模フレアが発生しています。 可視光写真を見ると、黒点は西側(右側)ばかりに見えて、 東側(左側)にはありません。 3477群などが西に沈んでいくと、 太陽はとても穏やかになるかもしれません。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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