宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:01)
今日、C3.4の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/11 12:28 C2.4
00:57 C3.4
11/10 20:41 C3.2
11/ 9 05:05 C4.2

黒点 11/11 (NOAA)
磁場 フレア
3477 8 β C3
3480 3 β C3
3481 1 α C1
3483 12 β C4
3484 6 β ---
3485 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:56 546 +0.5
-2 h 556 +1.1
-4 h 561 +0.3
-6 h 574 -0.2
-8 h 580 +0.9
-10 h 590 +1.6
-12 h 578 +1.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -17 -/ -
-2 h -11 -/ -
-4 h -3 -/ -
-6 h -4 -/ -
-8 h -18 -/ -
-10 h -18 -/ -
-12 h -18 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 4x10^3
11/11 0.8 8x10^3
11/10 2.7 6x10^3
11/ 9 0.3 3x10^3
11/ 8 0.3 4x10^3
11/ 7 0.3 9x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
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衛星陽子 (GOES)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/11/ 6 12:45 太陽風の乱れが到来して、磁気圏の活動が激しくなっています。
2023/11/ 7 13:35 太陽風の速度がより高まっています。太陽は穏やかです。
2023/11/ 8 13:25 高速の太陽風が続いています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2023/11/ 9 12:38 太陽風は、700km/秒と高速の状態が続いています。
2023/11/10 14:34 太陽でハロー型のCMEが発生しました。10月の黒点相対数は 99.4 でした。
最新のニュース

2023/11/11 13:01 更新
高速の太陽風が続いています。CMEによる太陽風の乱れが近づいています。

担当 篠原

太陽風は、速度が670km/秒から550km/秒へ下がっていますが、
高速の状態が続いています。
11月5日に始まった速度の高まりは、
7日目に入ろうとしています。

太陽風の磁場強度は、2〜3nTと弱くなっています。
高速太陽風の領域は終わりに近づいている様です。
SDO衛星AIA193では、コロナホールは西の端に達して、
既に見えなくなっています。

磁場の南北成分は、小幅で南北に変化しています。
速度は高まっていますが、影響は限定的で、
AE指数は小規模の変化が見られる程度です。

この後は、昨日紹介したCME(コロナ質量放出)による
太陽風の乱れに注目してください。
NOAA/SWPCの予報では明日の早朝となっていますが、
どうなるでしょうか。


太陽は、南西(右下)の3477黒点群で、
C3.2、C3.4の小規模フレアが発生しています。

可視光写真を見ると、黒点は西側(右側)ばかりに見えて、
東側(左側)にはありません。
3477群などが西に沈んでいくと、
太陽はとても穏やかになるかもしれません。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。