宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:25)
今日、C4.7の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 8 11:50 C4.7
09:41 C2.3
07:56 C2.9
00:50 C2.0
11/ 7 14:39 C1.9
11/ 6 22:49 C3.6
16:45 C2.9
16:07 C2.6
14:52 C3.5
12:22 C9.3
09:58 C4.7
06:09 C9.3
05:05 C2.5
02:37 C4.4

黒点 11/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
3477 8 β ---
3479 5 β C2
3480 5 β C9
3482 1 α ---
3483 5 β C3

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 565 +3.3
-2 h 648 -0.4
-4 h 645 +2.2
-6 h 648 +5.2
-8 h 671 +2.3
-10 h 675 +2.1
-12 h 671 +1.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -38 -/ -
-2 h -22 -/ -
-4 h -16 -/ -
-6 h -25 -/ -
-8 h -37 -/ -
-10 h -38 -/ -
-12 h -38 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^3
11/ 8 0.3 4x10^3
11/ 7 0.3 9x10^2
11/ 6 0.4 2x10^2
11/ 5 0.4 1x10^4
11/ 4 0.6 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/11/ 3 15:03 太陽風は低速になり、磁気圏も穏やかです。
2023/11/ 4 13:11 CMEが発生しています。太陽風は低速で、磁気圏は穏やかです。
2023/11/ 5 13:17 太陽風は低速ですが、磁場の強まりが到来しています。
2023/11/ 6 12:45 太陽風の乱れが到来して、磁気圏の活動が激しくなっています。
2023/11/ 7 13:35 太陽風の速度がより高まっています。太陽は穏やかです。
最新のニュース

2023/11/ 8 13:25 更新
高速の太陽風が続いています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

ニュージーランド南島クィーンズタウンの米戸 実さんより、
5日夜から始まった太陽風の乱れによって発生した
オーロラの写真をいただきました。
撮影は、現地11月6日3時35〜40分(世界時5日14時35〜40分)です。

6日のニュースで紹介した様に、
太陽風の乱れの到来直後は、
太陽風の磁場が南を向いて磁気圏の活動が強まったのですが、
すぐに磁場が北向きに変わり、磁気圏は穏やかになりました。
しかし、その2時間後に再び磁場が南を向くと、
速度の高まりも重なって、磁気圏の活動はより大きくなりました。

米戸さんのオーロラ写真は、
この2回目の高まりの初めの頃に撮影されたものです。
AE指数を見ると、1000nTを超える大きい変化に至る途中の
600nTの中規模の変化が起きた頃と、
写真の印象ほど大きい変化の瞬間ではありませんでした。
これは、最初の大きい活動で磁気圏の状態が乱されたことで、
通常とはオーロラの現れ方に違いがあったのかもしれません。

米戸さんによると、
この写真の後、オーロラは穏やかになってしまい
(AE指数も600nTの高まりの後、一旦下がっています)、
その後は、月明かりと雲の広がりで条件が厳しくなり、
天文薄明が終わってしまい撤収したとのことです。

ニュージーランドのオーロラの現れ方がとても気になっていました。
オーロラの赤さがとても印象的です。
貴重な写真をどうもありがとうございます。



太陽風は、650〜700km/秒と速度の高まった状態が続いています。
磁場強度は、5nTから7〜8nTへ少し強まっています。
コロナホールの影響が続いている様です。

磁場の南北成分は、やや北寄りになっていて、
南向きの変化は少なくなっています。
このため、速度は高まっていますが磁気圏は比較的穏やかで、
AE指数は、300〜600nTの小・中規模の変化に留まっています。

SDO衛星AIA193では、
コロナホールはだいぶ西に進んでいます。
コロナホールの影響はどこまで続くでしょうか。


太陽は、C1〜2の小さい小規模フレアが続き、
X線グラフの最後で、
C4.7と少し大きい小規模フレアが発生しています。

全体としては穏やかな状態です。



ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地11月6日3時35〜40分(世界時5日14時35〜40分)に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地11月6日3時35〜40分(世界時5日14時35〜40分)に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地11月6日3時35〜40分(世界時5日14時35〜40分)に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。