宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2023/11/ 7 13:35 更新 太陽風の速度がより高まっています。太陽は穏やかです。 担当 篠原 ACE衛星の観測によると、 500km/秒と高速だった太陽風の速度は、 今日に入る頃に700km/秒まで高まり、 現在も680km/秒程度と高速の状態で推移しています。 一方、15nTに強まっていた磁場強度は、 昨夜以降次第に低下して、 現在は5nTと平均的な状態に戻っています。 CME(コロナ質量放出)による乱れに続いて、 コロナホールの影響が始まった様です。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、 コロナホールは南西側(右下)に進んでいて、 影響が及び始める目安の位置に達しています。 太陽風磁場の南北成分は、 北を向いたり南を向いたり、頻繁に変化しています。 速度が高まっているため磁気圏の活動は強まりやすい状態で、 AE指数は、500〜1200nTの中・大規模の変化が 何度も発生しています。 昨日のAE指数の様な激しい変化ではありませんが、 磁気圏は活動的な状態が続いています。 -165nTまで発達したDst指数(速報値)は、 その後は変化が次第に小さくなっています。 太陽は、昨日のニュース以降は X線グラフの変化が少なくなっています。 昨日注目した3480黒点群は穏やかになっています。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |