宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/11/ 5 13:17 更新 太陽風は低速ですが、磁場の強まりが到来しています。 担当 篠原 NOAA/SWPCの太陽風予報によると、 3日に発生したCME(コロナ質量放出)による太陽風の乱れは、 明日の朝、6日7時(世界時5日22時)頃に 地球に到来する可能性があるとのことです。 この場合、発生から3日弱で地球へ到達することになります。 予報の図を見ると、 コロナホールによる高速太陽風と重なる様にやって来る様です。 磁場の強まりと速度の高まりの影響で、 磁気圏の活動が活発になる可能性があります。 注目してください。 現在の太陽風は、330km/秒前後の低速の状態が続いています。 磁場強度は、3〜4nTとやや弱い状態でしたが、 5日0時(世界時4日15時)頃から強まり始め、 15日3時(世界時4日18時)頃には、17nTまで強まりました。 その後はゆっくりと下がって、 現在は8nTと強まりは終わりそうです。 太陽から磁場の強まりがやって来た様です。 はっきりとは分かりませんが、 例えば、1日のニュースでお知らせした、 太陽の南側で発生したフィラメント噴出の影響がやって来たのでしょうか。 磁場の強まりの初めに磁場の南北成分が南向きに変化して、 -10nTを超える様な南向きの変化がしばらく続きました。 速度は低速でしたが、磁気圏の活動は強まって、 AE指数は500〜700nTの中規模の変化が発生しています。 その後、磁場は北向きに切り替わり、 現在の磁気圏は穏やかです。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中心部南側のコロナホールが西に進んでいます。 明日か明後日くらいから速度の高まりが始まりそうです。 太陽は、北西(右上)の3472黒点群などで、 C1〜2の小さいフレアが数回発生しています。 穏やかな状態です。 3日のCMEによる太陽風の乱れは、6日7時(世界時5日22時)頃に到来する可能性があります。 (c) NOAA/SWPC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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