宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/11/ 1 14:15 更新 太陽風の速度は次第に低下して、やや高速になっています。 担当 篠原 久しぶりに太陽で目立つ規模の活動が発生しました。 1つ目は、今朝、1日5時(世界時10月31日20時)に、 南東の端の少し向こう側(左下)である程度の規模のフレアが発生し、 太陽の左に向かってコロナの噴出が発生しています。 SDO衛星AIA131の動画を掲載します。 このフレアの直前に、隣の領域でC3.9の小規模フレアが、 すぐ後にもC6.9の小規模フレアが発生しています。 2つ目は、1日6時(世界時10月31日21時)頃、 太陽の南側(下側)で発生したフィラメント噴出です。 こちらは、GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。 薄暗く見えるダークフィラメントが、 下に向かって噴き上がっています。 これらの現象により、太陽の左側と下側に向かって、 CME(コロナ質量放出)が発生しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画をご覧下さい。 どちらも横向きに飛び出している様で、 地球への影響はないでしょう。 南東の端の領域は、 今後も活動が続くのか注目してください。 太陽風は、速度が500km/秒から470km/秒へ下がり、 やや高速くらいになっています。 磁場強度は、4〜5nTと平均的な状態です。 磁場の南北成分は、小幅で南北にゆっくり変化しています。 南向きになった頃に磁気圏の活動が強まり、 AE指数で600nT程度の変化が発生していますが、 その他の時間帯は穏やかです。 今回の高速太陽風は終わりに近付いている様です。 SDO衛星AIA193を見ると、 南東の端近くにコロナホールが見えています。 次の影響はこの領域になるのでしょうか。 太陽の北東の端の少し向こう側で発生したフレア。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の南側で発生したフィラメント噴出。 (c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の左側と下側へ向かって噴出するCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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