宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2023/10/31 12:30 更新 太陽風は高速の状態が続いていますが、磁気圏は穏やかになっています。 担当 篠原 太陽風は高速の状態が続いていますが、 速度は560km/秒から520km/秒へ少し低下しています。 磁場強度も5nTから4nTへ少し下がり気味です。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、 コロナホールは太陽の西の端に近付いています。 太陽風への影響は終わりが近いのかもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、 一時的に南に変化する時間帯もありますが、 全体としては北寄りの状態です。 このため、AE指数のグラフは、 磁場が南を向いた頃に700nTの中規模の変化が発生していますが、 その前後は穏やかになっています。 太陽風のグラフの最後は北向きの状態です。 この傾向が続くと、磁気圏も穏やかに推移するでしょう。 太陽は、中心部南側の3747黒点群の黒点が、 昨日よりも大きくなっています。 SDO衛星によるこの1日ほどの動画を掲載します。 今のところ、この領域のフレアは少なく、 C1〜2の小さいフレアが数回発生した程度です。 また、中心部北東側(左上)の3473黒点群で C5.7の小規模フレアが発生しています。 この1日間の3474黒点群の発達の様子。 (c) SDO衛星HMII (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |