宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/10/27 13:47 更新 M1.4の中規模フレアが発生しました。磁気圏の活動が強まっています。 担当 篠原 今朝、27日8時(世界時26日23時)に、 太陽の北東の端(左上)の3473黒点群で、 M1.4の中規模フレアが発生しました。 Mクラスのフレアの発生は、 10月12日のM1.1以来、2週間ぶりとなり、 ちょっと久しぶりという印象です。 SDO衛星AIA131とGOES衛星SUVI 304 の動画を掲載します。 プロミネンスの光の筋が飛び出す様子が良く見えています。 STEREO Ahead衛星COR2では、 CME(コロナ質量放出)が太陽の左上を中心に広がっています。 ガスの広がりは太陽にかかるくらいまで広がっている様です。 このため、噴出の端の領域が地球へやって来るかもしれません。 到来まで3日程度と考えると、 30日頃の変化に注目してください。 太陽風は、昨夜から速度が400km/秒を超えて高まり、 未明には500km/秒程度の高速風になりました。 その後少し低下して、 現在は460km/秒と平均的な状態に戻りかけています。 磁場強度は、10nT付近と強まった状態になっています。 磁場の南北成分は、-10nTという強い南向きが発生しています。 このため、磁気圏の活動も強まって、 AE指数は1000Tに達する大きい変化が発生しています。 活動の強まりはこの後も見られそうです。 SDO衛星AIA193では、 コロナホールが太陽の中心線に達しています。 3日後の30日頃から太陽風の速度の高まりが始まりそうです。 今日のCMEによる乱れが重なると、 より大きい変化になるかもしれません。 注目してください。 太陽の北東の端近くで発生したM1.4の中規模フレア。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) プロミネンスの噴出が見えています。 (c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の左上を中心にCMEが発生しています。影響は地球へやって来るかもしれません。 (c) STEREO Ahead衛星COR2 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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