宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2023/10/23 12:41 更新 太陽風は低速の状態が続いています。太陽の上下でプロミネンス噴出が発生しています。 担当 篠原 太陽風の速度は、 300km/秒から350km/秒へ少し上がっていますが、 低速の状態は続いています。 磁場強度は、7〜8nTと少し強まった状態から、 グラフの最後は5nTに少し下がっています。 磁場の南北成分は、グラフの前半から中盤にかけて、 -7nT程度の南向きの変化が見られ、 その影響でAE指数には600nTの中規模の変化が発生しています。 しかし、太陽風のグラフの後半から 磁場は北向きに傾向が変わり、 磁気圏も穏やかになっています。 AE指数は、最後は変化が見られなくなっています。 SDO衛星AIA193では、中心部にコロナホールは見られず、 太陽風は穏やかに推移しそうです。 太陽は、X線グラフの変化がほぼ無くなり、 太陽のこちら側はとても穏やかになっています。 一方、太陽の反対側では活動が起きていて、 今朝、23日6時(世界時22日16時)に北の端の向こう側、 23日8時(世界時22日23時)に南の端の向こう側で、 連続するようにプロミネンス噴出が発生しています。 GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。 それぞれの噴出により、 CME(コロナ質量放出)が太陽の上と下に飛び出しています。 (c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の上向きと下向きにCMEが飛び出しています。 (c) STEREO Ahead衛星COR2 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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