宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2023/10/18 13:31 更新 太陽風は低速で、磁気圏はとても穏やかです。太陽も静穏です。 担当 篠原 昨日紹介したCME(コロナ質量放出)による太陽風の乱れは、 NOAA/SWPCの予報では、 明後日の朝、20日7時(世界時19日22時)頃に 到来する可能性があるとのことです。 速度の変化は小幅に留まりそうですが、 磁場の強まりが到来して南向きに強まると 磁気圏の活動はある程度高まります。 どの様な変化がやって来るでしょうか。 現在の太陽風は、速度は310km/秒から280km/秒、 磁場強度は3nTから1nTと、どちらも更に低下していましたが、 18日11時半(世界時18日2時半)頃に小さい乱れが到来して、 速度は320km/秒へ、磁場強度は6nTへ、 それぞれ小幅の高まりが発生しています。 それでも、太陽風は低速の状態が続いています。 磁気圏はとても穏やかで、 AE指数は、変化のない状態が続いています。 太陽は、C1〜2の小さいフレアが発生した程度で、 穏やかな状態です。 可視光写真では、黒点の数もだいぶ少なくなっています。 北東の端(左上)に新しい黒点が現れていますが、 特に活動はありません。 (c) NOAA/SWPC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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