宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/10/15 13:19 更新 太陽風は平均的な速度に戻っています。磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 宇宙天気の話題ではありませんが、 今日未明、北米を中心に金環日食が発生しました。 その遙か上空、静止軌道を回っているGOES16衛星では、 部分日食が観測されていました。 普段参照しているSUVI 131、195、304による動画を掲載します。 その太陽では、14日14時(世界時14日5時)に 南西(右下)の3460黒点群でC9.8、 15日1時(世界時15日16時)に 北東の端(左上)の3467群でC3.5の 小規模フレアが発生しています。 目立つ規模のフレアの発生はこの程度です。 一方、太陽の北側(上側)で14日13時(世界時14日4時)頃に 淡いフィラメント噴出が発生しました。 SDO衛星AI304の動画を掲載しますが、 かなり見にくい状態です。 この噴出により、CME(コロナ質量放出)が 太陽の上側に広がっています。 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。 広がりの様子を見ると、地球への影響はなさそうです。 太陽風は、今日未明にかけて 500km/秒程度の高速風が続きましたが、 その後ゆっくりと下がって、 現在は450km/秒と平均的な状態に戻っています。 磁場強度は3nTとやや弱い状態です。 磁場の南北成分は、0nTか弱い北寄りで推移しています。 磁気圏は全体としては穏やかで、 AE指数は小規模の変化が一時的に発生している程度です。 この後、太陽風は穏やかに推移しそうです。 (c) GOES衛星SUVI 131、195、304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の北側で発生した淡いフィラメント噴出。 (c) SDO衛星AIA304、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の上側に向かって広がるCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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