宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2023/10/10 12:24 更新 低速の太陽風が続いています。M1.6の中規模フレアが発生しました。 担当 篠原 太陽風の速度は、310km/秒から350km/秒へ上がり、 その後330km/秒へ下がる、小幅の変化をしています。 全体としては、低速の状態が続いています。 磁場強度は、途中で一時的に小さくなっていますが、 その他は5nT前後と平均的な状態です。 磁場の南北成分は、グラフの中盤で南寄りになり、 後半は0nT付近で小さく変化しています。 AE指数のグラフもこれに対応して、 途中で500nTくらいの小規模の変化がしばらく続きますが、 最後は静かになっています。 SDO衛星AIA193では、 縦に伸びるコロナホールが、太陽の西側(右側)に進んでいます。 明日か明後日くらいからこの領域の影響で 太陽風の速度が高まる可能性があります。 磁場の変化も強まって、 オーロラの活動が高まる可能性があります。 このくらい分かりやすいコロナホールの出現は久しぶりだと思います。 太陽風がどの様な変化をするか注目してください。 太陽では、北西の端(右上)に近付いた3451黒点群の活動が 昨夕くらいから高まって、 C6.4、C7.6、C9.2と次第に規模の大きい小規模フレアが発生して、 先程、10日11時(世界時10日2時)には。 M1.6の中規模フレアが発生しました。 C9.2とM1.6の様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。 3451群の活動は続くでしょうか。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |